プログラミング用のテキストエディタは
無料で色々なものが配布されていますが、
どれを使えばいいのか、最初は悩むかもしれません。
私もまだ未経験ながら、実際に仕事の現場に入ると
どんなテキストエディタが使われるのか話を伺い、
実際に複数のエディタの使い心地を試してきました。
そこで今回は、特に始めたばかりの初心者向けに
お勧めなエディタを、いくつか紹介していきます。
実際に仕事の現場で使われているエディタとは
実際の仕事の現場では、エンジニアが使うテキストエディタは
各々に任されており、自分の使いやすいソフトを環境構築の際に
ダウンロードしたり拡張機能を設定して使うことが多いです。
教えてくれた方からは、背景は深くは聞けませんでしたが、
今は正社員でも数年単位で転職をしたり、フリーランスになる方が
非常に多いという事なので、仕事のやり方や慣れた環境が
人によって異なり、一律に環境を揃える合理性が無いからだと思います。
なので、色々なテキストエディタを実際に触ってみて、
自分の使いやすいエディタを決めておいた方がいいです。
Atom
Atomは無料エディタの中でも、
エンジニアの使用率が特に高く、かなり有名なソフトです。
これまでもしプログラミング用のエディタを使ったことが無い方は、
痒いところまで手が届く機能性に、驚くと思います。
私が初めて使ったのはこのAtomなのですが、一番助かったのは、
htmlタグの入力補助機能です。
例えば、htmlと入力してEnterキーを推すと、
htmlタグ一式
head主要タグ一式
bodyタグ一式
これらが、一発で全て出てくるのです。
明らかに僕らWEB製作者の事を考えてくれています。
他にも、主なhtmlタグや、CSSのプロパティ・メソッドは
最初の数文字を入力した時点で、入力途中でもハイライトで
候補となる語句が表示される為、Enterで即入力できます。
最初は少し慣れないかもしれませんが、慣れてくると
新規ファイルを開いてからコード一式を書くまでの時間が
本当に短く、効率的に進むようになります。
そして、タグがハイライトされたり、半角全角のスペースも
分かりやすい形で表示される為、ソースコードを書くのが
本当に楽になります。
何から使い始めたら良いか分からないという方は、
まずAtomから使ってみるのがお勧めです。
・ATOM 公式サイト
https://atom.io/
Brackets
Bracketsもお勧めなテキストエディタです。
私は現在はAtomと併用していますが、これをメインに使っています。
Bracketsの最大の特徴は、豊富な機能と拡張性です。
Atomで紹介したようなプロパティ・メソッドの
入力補助機能もあり、abobe社が開発していることもあってか、
非常に多くの語句に、強調表示などが対応しています。
また、地味に役に立つのは、if文を何個も書いた際、
どこの括弧がどの括弧に対応しているかということを
下カーソルで表示してくれる機能です。
括弧の閉じ忘れがエラーの原因なのか、
中身の変数や関数自体がエラーの原因なのか、
切り分けることを考えることに割かれるリソースが
一部無くなるだけでも、本当に楽になります。
その他にも、CSSでカラーコードを書く際、
実際にどんな色が出るかハイライトで表示してくれたり、
明らかにWEB制作でコードを書く人の利便性に特化しています。
カラーコードなんて、デザイナーくらい普段から触れてないと
一発で色のイメージなんて沸いてくる訳ありませんから。
他にも、プラグインを導入して、使う人のニーズに合わせ
様々な拡張機能を導入することができます。
細かい使い勝手には、好き嫌いもあると思うので、
一度使ってみて、他のエディタと比較することをお勧めします。
個人的には、一押しです。
・Brackets
http://brackets.io/
仕事現場で使われることが少ない/無いエディタ
Dreamweaver
これもAdobe社が作っているエディターのひとつで、
2000年代前半から名前を聞いたことがあるくらい歴史がある、
有名なエディタではありますが、現場ではほぼ使われていません。
昔、デザインの仕事をしていた時に多少触りましたが、
多少便利な程度で、他のAdobeのソフトと同様、
動作がなかなか重かった印象が残っています。
私は当事者ではないので使われない背景は分かりませんが、
今や無料のエディタでも相当な機能を持つものがある以上、
あえてこれを選ぶ必要は無いような気がします。
もし現場の仕事でこのエディタを使っている人がいたら、
”よくいるスクール上がりの初心者なのかな”と
認識されるらしいので、一切口にしないようにしましょう。
cloud9
これも現場では一切使われないという声が多数です。
丁寧に紹介をされている記事もありますが、
実際に自分のPCで起こる出来事を解決できない限り、
現場で必要な力を身につけることはできませんし、
いずれ遭遇する困難を先送りにしているだけだと思います。
以上の理由から、もっと実際に仕事をする環境に近い形で
コーディングをしていく為にも、冒頭二つの無料エディタを
触ってみて、自分なりの環境を構築してみてください。
まとめ
最近はPHPを書く量が多くなってきているので、
PHPの開発に特化したようなエディタがあれば
試してみたいと思っていますが、エディタに求める本来の機能は
今使っているもので十分に満たされていると感じます。
あなたも、是非色々なエディタを使ってみてください。
もしWindowsのメモ帳や秀丸エディタしか触ったことが無い場合は、
コードを書く効率を、確実に上げてくれると思いますので。
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