ウーバーイーツ用のクロスバイクでTREK FX1(2021) を購入して3ヶ月経過。感想をレビューします

2021年の1月から、ドコモのレンタサイクル(通称赤チャリ)の料金体系が改悪になったことにより、都心部で稼働する赤チャリ配達員の大半が一斉に、自転車を自分で購入することを迫られました。

私も、都心に電車で通うスタイルから、自宅の周辺でクロスバイクで稼働するスタイルに変更しようと思い、近所のお店でTREKのクロスバイクを買いに行ったのですが、買う前は色々不安な気持ちを抱えていました。

・電動自転車じゃなくても、ちゃんと1日を通して仕事はできるのか?
・メンテナンスに、どれくらいお金がかかるのか?
・上位機種や電動のクロスバイクと、どれくらい乗り心地が違うのか?

実際に乗り始めて3ヶ月経過した今では、その悩みが一通り解消し、もし購入する前の状態に戻ったらどうするか、次のステップアップは何をするかという自分の考えも固まってきたので、まとめて記事にします。

これから新たにクロスバイクを買おうとしている人の参考になれば幸いです。

目次

結論:買って正解!最初の一台がこれで良かった

3ヶ月経ちましたが、配達の売上利益で十分に元は取れており、この自転車を選んだせいで起こったというトラブルも無く、最初のクロスバイクがこの自転車で良かったと思っています。

正直、資金にもっと余裕があれば上位モデルや電動バイクの方が良かったと思いますが、十万円以上のお金を投下したいものは、パソコン・太陽光パネル・ドラム式洗濯機など、今でもまだ腐るほど残っているので、当時の状況を考えると今からでも多分、こちらを選ぶと思います。

また、配達の仕事の外出の用事のついでに、郵便物の提出、食糧の買い出し、ちょっとした用事も一緒に済ませられるようになったので、徒歩で生活してた頃に比べて、格段に移動範囲が広がり、暮らしのQOLが上がったことも実感してます。

TREK FX1 製品概要

価格:55000円(税抜)
車種:クロスバイク
素材:アルミフレーム
総重量:12.9kg

同社のクロスバイクには、FX2、FX3、FX4という上位機種があり、フレームが1kg近く軽くなったり、フォークがアルミからカーボン性になったり、変速のギア数が増えたりと高機能になる代わりに、値段も高くなります。

また、他社にも共通しますが、欧州の有名なメーカーの自転車は、ネット販売を行っておらず、店頭販売のみです。

ハイジ

ママチャリに比べて専門性が高い自転車の為、購入前に直接使い方やメンテナンス方法を教え、不慮の事故や簡単な作業に関するメーカーへの問い合わせを減らすための配慮と言われています。

何故、電動ではなく5万円代のクロスバイクを買ったのか

コストを抑えたかったから

この自転車を買う時期にちょうど、昨年から急激に下がった事業の売上の影響で持続化給付金100万円が入ってきており、1円でも多く仕入れや事業資金に回したい自分としては、いかに自転車を安く、且つ最低限の品質は保ったまま買おうか、ということを日々考えていました。

自転車の素人だったら2-3万円の自転車でも妥協していたかもしれませんが、自分は元々ロードバイクに乗っていたこともあり、安全面と性能から「有名な自転車メーカーの製品」という点だけは譲らないという基準があり、新品相場の5万円代は出すが、それ以上の余計な金は積まないと決めました。

安全性を重視する為、信頼と歴史のあるメーカーから購入したかったから

配達員の仕事をする上で最大のリスクは、交通事故で二度と仕事ができなくなることです。

自転車の価格や性能は確かに大事ですが、それ以上に、死なないことが最優先。

その為にも、品質を担保する為に、長年自転車メーカーとしての実績がある自転車メーカーで、且つ、エントリーモデルのクロスバイクを作っているメーカーから買いたいと思いました。

候補として自分が挙げていたのは、GIANT、TREK、ANCHERでした。

試乗ができて、乗り心地から仕事に支障が無いと判断したから

メーカー3社を決めたら、すぐに試乗をしたいと思い、近所の自転車屋の中で、この3社の自転車に乗れる店を探して、片っ端から電話をしました。

すると、GIANTは確かに人気でしたが試乗を行っている店舗がほとんど無く、いざ見つかっても「試乗会」のような日が定められた、店側の決めた日の決まった時間でしか行われていないような店しかありませんでした。

当時は2020年の12月で、年が開けたら今まで使っていた定額のレンタサイクル(通称赤チャリ)が使えなくなるので、品質さえ担保されてれば1日も早く何でもいいから買いたいと焦っていました。

ハイジ

ぶっちゃけ、好きな自転車メーカーとかありませんでしたね。走行中にいきなり壊れず、普通に走れて、配達の仕事ができれば十分でした

TREKは、扱っている店が直営店で、翌日からでも試乗に対応してくれる店ばかりだったので、よし、ここにしよう!と決めて、早速予約を入れ、最安値のFX1から高価格帯のFX3まで全てのバイクに試乗をさせてもらうことにしました。

住んでいる3Fのマンションに駐輪場が無く、自室への入退室が電動は大変そうだったから

購入の際に悩んだことの一つが、クロスバイクと電動自転車、どちらを買おうかという点でした。

一番の決め手になったのは、自分の住んでいる建物にエレベーターと駐輪場が無かったことです。

エレベーターが無いと、自転車を使う場合に、毎回部屋から自転車を出して階段昇降を3階分することになり、電動自転車を買った場合、20kg以上の荷物を持ち上げながら、狭い階段を毎回2往復することになります。

それは辛い!と思っても、仮に屋外の駐輪場を借りて停めた場合、電動自転車は盗難の対象になりやすく、手練れに狙われるとバッテリーのみを持っていかれるという話も聞きました。

何より、雨風に晒される屋外では、チェーンの錆びも早そうだし、クロスバイクに比べて整備がどれくらい大変かも分かりません。

そういった不確定要素・不安要素を抱えながら電動自転車を買うのはしんどいなと思ったので、手離れが良い5万円代のクロスバイクの方がいいなと判断して、クロスバイクを選びました。

TREKを選んだ理由

消耗品の交換がスムーズに行えると思ったから

実は、学生時代にロードバイクを部活で使っていた時から、ギア・ペダル・シフトワイヤーなどの消耗品を交換した経験は一度もありません。

しかし、UBERの配達員は競技スポーツの何倍も自転車パーツの消耗が早いので、恐らくそう遠くない未来、向こう数ヶ月以内に、パーツの交換を迫られると思います。

・インターネット上で売っているパーツの内、どれが自分の自転車に対応し、どれが未対応か?
・交換に必要な工具はどれか?
・どこのビスを回して、どこを固定すればいいのか?
・交換すべき状態と、まだ交換しなくていい状態は、何を見て判断すればいいのか?

こういった知識が、自転車歴が過去に数年間ある自分でさえ、全く分かっていません。恐らく、クロスバイクを買ったことがない人は、もっと分からないと思います。

そんな自分が、ネットで自転車を購入し、無事に整備して翌日から配達ができる保証はどこにもありません。

仮に整備が必要だったり動かなかった場合、1日休んで自転車屋に持ち込むと、半日〜1日分の稼ぎがゼロになります。

そのリスクを負うくらいだったら、多少のコスト上積みをしてでも、直営店からメーカーの5万円以上の自転車を買った方が良いと考えました。

コンポーネント(ギア関係)の信頼性が高いから

自転車の性能を決める重要な箇所は、フレームとコンポーネントの2つです。

ハイジ

ギアやチェーンなどの駆動系パーツ一式を合わせて、自転車業界では「コンポーネント」と呼んでいます

イオンやイトーヨーカドーみたいな街のデパートでも2−3万円のクロスバイクやロードバイクみたいなものが販売されていますが、この価格帯の場合、大抵は見た目だけが似ているだけのルック車と呼ばれており、コンポーネントが明らかに安物で、ちょっと硬めのプラスチックのような素材が使われています。

その場合、クロスバイクのコンポーネントは本来4000km以上使える耐久性があるのに対し、安いコンポーネントだと数百km程度、登り坂が多かったり、ペダルへの力の掛け方が雑な扱いをしていると、もっと早い段階で壊れる可能性があります。

また、コンポーネントの故障も確かに危険ですが、もっと危険なのは、安物で作られたフレームが走行中に折れたり外れてしまうことです。

メーカー以外の企業が作った2−3万円代の自転車は、ISO基準を満たしていなかったり、フレームの継ぎ目の溶接がまともに行われていないなど要因は色々と考えられますが、ハンドルやペダルの周辺のフレームが外れたその場でいきなり転倒したりすると、交通事故に遭う可能性が一気に上がります。

ただでさえ、あらゆる仕事の中で最も交通事故に遭う確率が非常に高い配達員の仕事で、たかだか自転車代のプラス1〜2万円を惜しんだことが原因で交通事故に遭う確率を上げるのは、絶対にお勧めしません。

直営店ならどこでも優良顧客として対応してもらえるから

TREKは購入した店舗以外でも、直営店に行けば、TREKの自転車購入者に向けたメンテナンスサポートをしてもらえます。

仮にネット販売の場合、その多くは組み立て式の自転車になる為、シフトワイヤーの設定や空気の入れ方、その他何か使うまでにトラブルがあった場合、結局は自転車屋に駆け込んでお金を払って対応してもらう可能性があるなら、細かい設定やトラブル対応の仕方まで、最初に購入した際に教えてもらった方がコスパが良いです。

僕もトライアスロンを始める時に初めて自転車を購入した時は、タイヤ交換の仕方、パンク対応、輪行の方法、ブレーキの掛け方など、想像していた以上に分からないことだらけだったのを思い出します。

仮にこういったスポーツバイクを買うのが初めてだった場合、尚更最初はメーカーの直営店、最悪普通の自転車屋さんで基本的な自転車全般の知識を教えてもらうことをお勧めします。

ある程度有名なメーカーなら、自転車の性能自体にそこまで差は無いと思ったから

クロスバイクで有名なエントリーモデルは、GIANT社のESCAPE R3です。

この本体は、毎年新しいモデルが発売する度に、自転車Youtuber界隈でも話題になり、値段もお手頃なので、めちゃくちゃ売れるそうです。

実は私も、最初はそちらを買おうと興味を持っていましたが、乗れる日や時間帯が事前に決められていて気軽に試乗させてもらえそうな店が無く、TREKだけは直営店が割と近いエリアに2店舗あって両方ともすぐに試乗ができる店だったのが、購入の決め手になりました。

また、学生時代に部内でANCHER・TREK・canondaleなどのロードバイクに乗せてもらったことがありますが、よほどの高い自転車でない限り、そこまで乗り心地や性能に大差はないと感じていたので、ある程度信頼のおける有名なメーカーの自転車であれば何でもいいと、以前から感じていました。

エントリーモデルのクロスバイクであれば、GIANT・ANCHER・TREK辺りで選べば、いずれも長年の歴史あるメーカーであり、僕が学生時代だった20年前の当時から既に数多くの自転車を国内外のレース競技に送り込んでいるので、品質に関しては問題ないと思います。

高価格帯のクロスバイクと、エントリーモデルのクロスバイクの違い

車両全体の重さが1-2kg前後違う

クロスバイクの値段による違いは、シンプルに、フレーム素材の種類・フレームの重さの2点です。

軽ければ軽いほど、ペダルの蹴り出しによる加速が早くなり、坂の登りが楽になります。

逆に、重ければ重いほど、ペダルが重くなり、登り坂がきつくなります。

気にならない人もいますが、例えば通勤で何十kmも毎日走る人や、ロングライドで1日100−150km走る人からしてみたら、この1kg、2kgが走りを左右する大きな差になる為、少しでも軽い自転車を買いたいと思うのです。

配達に関して言えば、軽いに越したことはないので、3万5万の金を上積みするコストに対して、運転が楽になるメリットが採算に合うか、合わないか次第ということになります。

個人的には、10万円出して上位機種を買うなら、13万円前後まで予算を広げ、電動クロスバイク購入を検討します。

フレームとフォークの素材が異なり、剛性が違う

クロスバイクの上位機種に使われている素材は、カーボンという炭素が含まれた金属です。

TREKの上位機種であるE2以上は、フロントフォークやフレームにカーボンが使われ始め、最上位機種になると約1kg軽量化されています。両方乗りましたが、確かに上位機種ほど、蹴り出しが軽くて運転が楽です。

また、カーボンの部品が多いと剛性が高くなり、地面からの衝撃を吸収して和らげ、体への負担を軽くしてくれます。

短距離の試乗や短い稼働時間の配達ではそこまで感じないと思いますが、専業で一日中運転したり長期間UBERをやる予定の人ほど、上位機種を買った方が恩恵が得られると思います。

私も強く上位機種を勧められましたが、他の商売の調子や状況次第で、この仕事をスパっと辞める可能性もゼロではないし、むしろ辞める為の努力が求められる状態だったので、身軽さを保つために、エントリーモデルのFX1を選びました。

これから購入を検討している人にアドバイス

不安なら試乗に行きましょう

私も購入前は色々な配達員の方の感想やレビュー記事を読みましたが、やはり自分が乗ってみた感覚は乗ってみないと分からないし、ロードバイク以外のクロスバイクには一切乗ったことが無かったので、実際に試乗できたことは、かなり購入する背中を押してくれました。

乗ってみて、これで大丈夫か悩んだ場合は「この自転車に乗って丸一日(半日の人は半日)配達の仕事をやれると思えるか」をひとつの基準にすると分かりやすいと思います。

配達目的なら、ロードバイクは辞めておいた方がいい

ロードバイクは、競技スポーツやサイクリング用に特価されており、一番大きな違いは、タイヤの太さが細いことです。クロスバイクとは見た目は近くても、全く違う乗り物だと考えた方がいいと思います。

タイヤが細いと路面との抵抗が少なくなるので、クロスバイク以上にスピードが出せますが、ちょっとした段差を登る衝撃だけでも車体が安定性を崩したり、道路の側溝にタイヤが丸ごとハマって転倒するなどのリスクが増えます。

そして、路面に対する抵抗が低いことが仇となり、雨の日はクロスバイクやママチャリとは比較にならないくらい、スリップをして事故を起こす可能性が高くなります。

他にも、空気抵抗を減らす目的で、常に運転手が前傾姿勢になるように設計されているのがロードバイクの特徴です。

これも配達には都合が悪く、背負った荷物の食べ物を崩したり汁物を漏らしてお客様から悪い評価を受ける可能性も増えるなど、クロスバイクよりも余分に神経を使うようになります。

以上の理由から、自転車競技のトレーニングを兼ねたいなど、よほど特殊な事情が無い限り、ロードバイクの稼働は絶対にお勧めしません。

まとめ

・副業ならば5万円代のエントリーモデルで十分(TERKならFX1、GIANTならESCAPE R3等)
・資金に余裕があり、配達員を専業で長期間やるなら、上位機種か電動クロスバイクを買った方がいい
・TREKは、品質が高く、試乗がしやすく、サポート体制が整っている直営店が多いのが強み

そういえば書いていて思い出しましたが、自分が買いに行ったTREKの直営店、相模大野の「ちばサイクル」という店では、完成車の中古品を系列店も含めて販売しており、タイミング次第では、クロスバイクのエントリーモデルが3万円代や4万円代で販売しています。

常に在庫がある訳ではなく、僕が行ったタイミングでは特に買う対象は無かったのですが、もし安くて乗れそうな自転車があれば、中古のバイクはコスパが良いと思うので、直営店に行く前に下記のサイトを覗いてみることをお勧めします

ハイジ

この記事を最初に買いた2021/3/22時点でも、相模大野店でGIANTのESCAPE R3の中古が30000円で売ってました。
たまに覗くと、掘り出し物に出会えるかもしれません

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇いバイト→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。
最近の推しは遊戯王・進撃の巨人

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