ウーバーイーツで必要な装備を揃える際、バッグや上着に次いで重要なのが「靴」です。
理由は、自転車を漕ぐ時間以外は、常に歩き回ったり階段昇降をする仕事なので、履いている靴次第で地味に日々の疲れ具合が左右され、蓄積されていくものだからです。
また、移動中や日頃履いてる靴があまりにもボロボロだったりダサかったりすると、そんな靴を履いている自分自身を乏しめ、仕事中も、お客様や店員さんと遭遇する際も、高いセルフイメージを保つのが非常に難しくなります。
その為、一通り仕事に必要な最低限の装備を整えたら、是非早い段階で仕事用の靴を揃えることを、私は経験上強くお勧めしています。
この記事では、予算や目的別に、そのお勧めの靴について、色々な観点から紹介させて頂きます。
総合的に一番お勧めの靴
LE MOUTON クラシック ユニセックスウールシューズ
私がこれまで仕事中に履いてきた靴の中で一番お勧めなのは、LE MOUTONの販売しているウールシューズです。
自分が買ったのはこれの色とサイズ違いですが、見た目以外は普通に良い品質の靴でした。
圧倒的な軽さ
一般的なスニーカーの平均重量が片足で350−400gと言われている中、この靴は、139gと、約半分の軽さになっています。
たかだか重量が数百グラム軽いだけで、そんなに違うものなの?
そう思うかもしれませんが、実際に毎日外で履いてみると、歩いて移動することに使うエネルギーやストレス量が全く違うことに感動を覚えます。
間違いなく、個人的に2020年で購入したアイテムの中で、よかったもの3本の指に入る一品です。
通気性が良い素材の為、冬場に使うにはちょっと季節外れなのは否めませんが、そもそも仕事用で使う目的で買ったものですし、雨はシューズカバーで補えば良いので、死角はありません。
日常使いもできる、ダサくない、及第点のデザイン
この靴は、決してすごくお洒落とは言えませんが、シンプルでロゴの主張も無く、普段使いをして行き交う人に見られても、全然恥ずかしくない最低限の見た目のデザインは備えています。
初期のデザインではAmazonの商品画像のように、ロゴのプリントが生地と別の色で主張が強かったようですが、私がブラック28cmを購入した12月現在では、ロゴと生地の色が同系色になり、お洒落度が向上しました
また、いかにも仕事用という見た目のゴツいデザインではない為、普段使い用/雨用/雪用/冬用などの色々な用途に兼用が可能です。
持っておくアイテムは限界まで減らしたい人にとって、専用の高品質高価格な靴を一足一足全部揃えるよりは、安価なシューズカバーを用意して、この靴1足で概ね色々な状況に対応できる点はメリットを感じます。
上位メーカーの半額以下の価格
ウール素材を使った軽量スニーカーで最も有名なのは、オールバーズというメーカーの商品です。
オールバーズは原宿に実店舗を持っており、インフルエンサーの紹介を受けてネット界隈やエンジニア界隈を中心に有名ですが、ーと同じ性能を売りにした商品の価格は17000円です。
それに対し、セールスポイントがほぼ全く同じこのシューズは9990円。 私が買ったタイミングではセール中で、6690円でした。
オールバーズは、メーカーのロゴの主張が無く、ソールや靴紐の色も靴の生地の色に合わせてあり、よりお洒落度が上がっています。
品質自体もより高い可能性もありますが、実店舗で現物を試着した感覚としては、正直、オールバーズと比較して、そこまでの大きな違いは感じませんでした。
安さの背景は、メーカーの公式サイトが無くAmazon内のみの販売であることから、恐らくAmazon専売の実店舗が無いメーカーであること、既に競合他社が製造したノウハウを利用して製造コストや研究開発費用を抑えていることが理由だと思います。
今も毎日配達でこの靴を使っていますが、今まで履いていた靴の中で最も満足度が高く、お世辞抜きにノーストレスです。配達中だけでなく、ちょっと外を出歩く時や買い物に行く時もヘビーユーズしています。
以上の理由から、ウーバーの仕事用の靴が欲しくてとりあえず一足用意したいという場合は、この靴を私は一番お勧めします。
とにかく安く済ませたい場合にお勧めの靴
私がウールシューズ以前に仕事用で履いていたのは、 ショッピングデパートの紳士服売り場に売っているカジュアル靴 、三井アウトレットモールで販売されていたナイキのスニーカーです。
三井アウトレットのネットショップからメーカー名を調べ、価格が安い順に並べ替えると、スニーカーが色々出てきます。
両方に言えることですが、長く使うものなので、ネットで販売しているとはいえ、可能な限り、面倒でも店頭に直接行って試着をした方が良いと思います。
いずれも価格は3000−4000円程度。
両方ともそれぞれ一年中履いていても1年半-2年くらいは余裕で使えたので、コスパは抜群です。
デメリットは、どうしてもこの価格帯のシューズはデザイン自体が素人から見ても残念なことが多く、プライベートの友人や家族が集まる場に履いて行ったり、普段使いをするのは絶対に嫌だなということです。
電車移動中やファーストフード店で食事をする際も、店員さんや他のお客さんから文字通り足元を見られるのが非常に嫌です。使い古してボロボロの靴だったりすると尚更。
また、この価格帯の靴の場合、冒頭のお勧めの靴で挙げたような「ネットで購入して試し履きを行い、万が一サイズが合わなかったら返品する」という方法を使うことができません。
下手すると、返送された場合に送料や対応する人の人件費が商品価格を上回って、メーカー側が赤字になっちゃいますからね
店頭と自宅を往復し、何度か試し履きをしてサイズを合わせないといけないので、その時間や往復の交通費を考えると、結果的に、値段以上に購入コストが高くついてしまいます。
なので、手元にお金が切実なレベルで無い時の妥協手段だと考えた方がいいです。仕事用の靴なので、アスリートの競技用などを除いた普通の靴は、わざわざ店に行って買い物をすること自体が時間の無駄です。
都心部であれば、幕張、横浜、御殿場のようなアウトレットパークに行く場合は、店舗が大半のアウトレットに存在する、ナイキ、アディダス、ニューバランスの3メーカーのブースに行き、低価格帯のスニーカーを探していくことをお勧めします。
あと、見た目が明らかに仕事用で全然問題なければ、ワークマンで売られている作業靴という選択肢もあります。
こちらは更に価格が安く概ね1000−2000円台ですが、私は試着した段階で履き心地が良いと感じる靴が店頭に見当たらなかった為、実際に買ったり使ってはしていません。
雨対策用の靴
これは配達員によってかなり意見が分かれるところだと思いますが、私は雨専用の靴は買わず、シューズカバーを買って靴に丸ごと被せています。
理由は以下の通りです。
無駄に装備を増やしたくない
衣類や靴を無駄に多く抱えると部屋を圧迫されて嫌なので、特にこのウーバーで使う靴は基本的に一つに絞りたいと思っています。
余計なコストをかけたくない
たかが数千円や一万円といえど、他の装備や貯蓄に回せば、その分稼働時間を減らし、自分の目標達成までの時間を数時間捻出できます。
このブログの執筆もその一環です。金を稼ぐためにやっている以上、投資するべきところは惜しまない一方で、無駄な金は一円も渡したくないと考えています。
基本的に、雨稼働をやりたくない
赤チャリ稼働をしている時は僕もガンガン雨の日でも働いていましたが、タイヤの細いクロスバイクやロードバイクを使う場合は雨の日に運転すると危険が倍増する為、個人的には休業を勧めます。
特にロードバイクは絶対にやめたほうがいいです。学生時代にトライアスロンやってましたが、公道の事故リスクが高すぎるので。
シューズカバーのメリット
コスパが良い
シューズカバーも消耗品ではありますが、1000円台で買えるのに対し、壊れるまでに丸々20−30日くらいは稼働できます。
100均のダイソーで売っているカバーは1日で壊れるし見た目も絶望的にダサいので、少し金を多めに出して買うこのシューズカバーは、費用対効果が抜群に高いです
耐久性が高い
私が実際に使っている最中にカバーが壊れた原因は、ほとんどが赤チャリの停車時に使うスタンドを足の側部で乱暴に操作した際の切り傷です。 なので、壊さないよう気を付けて使えば、より長く使い続けることは可能だと思います。
また、コストがより多く回せる場合は、有名メーカーが同様の商品を出しているので、乗り換えるのもありです。 耐久性は実際に使ってないので何とも言えませんが、見た目はより格好良くなりそう。
また、俺はカバーよりも雨用の靴を揃えたい派だ、という場合は、マリンシューズを買うか、ノースフェイスなどの登山用の靴をお勧めします。
ノースフェイスの靴に関しては、ネットで試し履きができるサイトが見当たらない為、実店舗で試し履きをすることをお勧めします。
原宿の実店舗で自分もいろいろ手に取って履かせてもらいましたが、生地が頑丈で質が良いものが多く、値段が2万円前後する代わりに、耐水性や耐久性はとても高いのが伺えます。
ただ、登山用の靴も私は他のメーカー品を過去に日常使いで履いていたことがありますが、やはり2年近く使うとボロボロになり少しずつ壊れてしまう為、基本的には価格帯に関係なく、靴は数年毎に履き潰す消耗品と考えた方が良いです。
他の装備もそうですが、数万円のアイテムを躊躇なく買うことに慣れると、代金回収までより多くの時間が必要になります。ご自身の経済状況を踏まえてご検討ください。
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