プログラミングの専門学校が全くお勧めできない理由を解説

私は静岡県出身ですが、学生時代に居た東部地区だけでなく、
県内の至る所にも、神奈川や東京にも、プログラミング向けの
一般の専門学校というものが、たくさん存在します。

多くは2年制の学校になっており、卒業後に
職場が地元のシステムエンジニア、Slerの仕事に
従事することが多いのですが、業界が元々近い事もあり、
卒業生や業界の方とお話させて頂く機会は多いです。

話を一通り聞いて、エンジニアを目指すにあたって
専門学校への入学は、基本的に全くお勧めできないと感じ、
その理由を、いくつかの面からお話したいと思います。

プログラミングの専門学校に行くべきではない理由

学費がめちゃくちゃ高い

まず、大半の専門学校は、学費がアホみたいに高いです。
2年間で200万円とかはザラで、私立高並の学費がかかります。

学生時代の場合、同じ情報系や工学系の進路先では
全国各地に点在している国立高専がありますが、
こちらの場合、年間の授業料がたったの30万円です。

百歩譲って、有料のプログラミングスクールの場合でも、
トータルの学費が60~70万円を超えるところはありません。

内容の質も、後述しますが値段相応ではありません。

これだけを考えても、専門学校に通う意味は
1ミリも無いのですが、そもそもそれを自分で判断できない
情報弱者しか最初から相手にしない為、暴利な授業料でも
商売が長年成立してしまっている事情があります。

2年間も必要無い。時間の無駄

プログラミングは、実務レベルに到達する為の勉強は
3カ月~長くても半年あれば独学で十分到達できます。

生活を維持する小銭を稼ぐ程度のスキルで良ければ
一ヶ月もあれば十分です。

何故二年間という期間を設けているかというと、
未経験で元々勉強をする習慣や実力の無い人間でも
高い確率で卒業できるレベルに合わせているからです。

そうでないと、卒業できないクレーム対処や補講に割く
職員や事務員の方の負担が増え、仮に同じ内容を
一年間や半年で詰め込んだ場合、当然ですが
学校側の負担が丸々二倍に増えることになります。

そんな事情もあり、普通に学ぶ意欲のある人や
本気でエンジニアになろうと思っている人は、
二年間もゆっくり勉強するのは、あまりに非効率すぎます。

意識の高い人が居ない

これは卒業生が実際の職場で色々なクラスタの方と
関わる中で感じることらしいのですが、専門学校生は
技術力を上げよう、収入を上げよう、人生を良くするという
そもそもの意識が低い人が多いそうです。

理由は、エンジニアに限らず、専門学校に通う人の多くが、
専門スキルや資格を通じて、職業を担保しようという、
自分以外の何かに依存をする気持ちが強いからです。

同じエンジニアを目指す人でも、自分の技術を上げたり
意識の高い仲間を見つけようと思う人の多くは、
短期的な資格の取得に走らず、大学に進学をしたり、
仕事や学業のスキマ時間でひたすら自分で勉強します。

そして、社会人になり、年代が上がるにつれて
異なる環境で育った人たち同士が交わる機会は減り続け、
人生を変えるインパクトのある出来事自体が減っていきます。

私も現在は一次的に失業状態ですが、
周りの人達に恵まれているのは、やはり高専を卒業した事や
新卒からの社歴を通じて出会った人とのご縁の力が大きく、
自分の身を置く環境は、非常に重要だと日々実感しています。

そのことからも、専門学校の環境に一度入ってしまうと
そこから奮起することが、非常に難しくなります。

プログラムを勉強するのに無駄な時間が多い

情報関係の専門学校で一番の問題は、
将来エンジニアになった際に仕事に直結することと同じ位、
資格を取得するための勉強が非常に多い事です。

これは、資格絡みの業界全体で言えることでもあるのですが、
資格を設けることで、生徒を引き渡す側も、採用する側も
人を納得させられるための言い分や材料を提供できる為、
組織が非常に回りやすくなるというメリットがあります。

ですが、あくまでも長期間永続する組織を運営し続ける為の
メリットであり、今や個人で商売をしたり、組織の中でも
自走できる人間が求められている為、時代のニーズには
全く合っていません。

学生時代、高専でも実務に関係ない勉強を
腐るほどやってきました。

それらは全て、学生も生徒も、進学先や就職先に対して
”卒業”のお墨付きを与えるために、不条理を自覚しながら
仕方なく学び/教えていたという面は、非常に大きいです。

専門学校は、そういう勉強も非常に多い為、
全部が無駄とは言わなくても、プログラミングを
学ぶという点においては、かなり効率が悪いと感じます。

学校に通わなければ、食って寝る以外の時間、
全てを勉強に使えますからね。

通勤時間がそもそも無駄である

プログラミングの勉強は、ノートパソコン一台があれば
どんな場所でも出来ます。通勤で30分かかる場合は
往復で1時間、毎日無駄にしていることになります。

また、通勤は時間的な問題だけではなく、
電車や徒歩の移動そのものが、本当に疲れます。

私は会社員時代の末期は、一駅移動するのに
電車に乗ることや、階段昇降をすることすら
苦痛に感じており、会社の近くに住んでいました。

毎日移動していると当たり前になってしまい、逆に怖いです。
是非、通勤時間の無いことの快適さを体感してください。
プログラミングスクールなら、ネット完結の所も多いです。

20代後半や30代以降なら、尚更行くべきではない

専門学校生の大半は、高校を卒業して大学に行かない人です。
既卒の社会人や30超えたオッサンが入学すると、
二年間ずっと白い目で見続けられます。

仮に就活をしたとしても、
「何故、専門学校を選んだんですか?」と突っ込まれると大変ですよ。

同じ転職組でも、独学で学んだり、数か月で制作物を出してくる中、
一年経ってやっと言語をひとつふたつ教わり始めるような環境で
勉強しているなんて、危機感をまるで感じていないんじゃないか。

そんな風に思われても、仕方ありません。

事実、HTMLも、javaやPHPも、最低限の実装をする
入門者向けの部分だけであれば、数日で十分修得できます。

学生時代は行動範囲も情報のソース元も少なく、
世界の広さを知りませんが、30歳を超えたとなると
世の中の道理も、勉強のやり方も、知っていて当たり前です。

せめて、専門学校ではなく、プログラミングスクールを選びましょう。
必要無いと判断したり、金が足りない場合は独学で勉強しましょう。

お勧めの代替案

プログラミングスクールで効率を上げる

資金に余裕のある人は、プログラミングスクールで
効率の良い勉強の道筋を知り、効率を上げましょう。

受講費用は、何をもって高いと判断するかは
金額と目的によります。

月に5万円稼げればいいと思う程度の目標であれば
毎月10万円は高いと思うかもしれませんし、

年収1000万円を軽々超えたいと思うのであれば、
月5万円でも全然安いと思うかもしれません。

いずれにしても、最短の道を全力で進む為には、
お金を投資して、情報を手に入れることをお勧めします。

独学をして無駄を徹底的に減らす

スクールや教材は、あくまでも効率化の手段です。
元々の勉強効率を、数割上げる程度のものでしかありません。
目標を見据え、独学で勉強するスタンスで臨みましょう。

実際のところ、エンジニアに未経験から就職できた事例は、
短期間で独学ベースで取り組んだ人がほとんどです。

ちなみに、多くのスクールの場合、「〇〇社に就職した」
という結果だけを採り上げて実績としているところが多いので、
あまり参考にしすぎない方がいいです。

大事なのは、そこからの半年一年で
どんなフェーズで何が学べるかの方なので。

エンジニアの仲間を増やす

程度の差はあれど、ずっと独学の勉強を続けると
段々と気が滅入ってくるものです。高いモチベーションを
維持し続けるためにも、エンジニアの仲間を作りましょう。

専門学校では、入学動機も勉強のスタンスもバラバラですが、
高額なスクールに入学したり、生活を共にしたりする場合、
同じような熱意を持った人に遭遇する確率が上がります。

是非、同じようにエンジニアを目指している人達と
繋がり、交流を持つことをお勧めします。

まとめ

以上の理由から、専門学校は全くお勧めできませんが、
あくまでも相対的な比較の話なので、どんな手段であれ、
プログラミングを学ぼうという気持ちの人が増えるのは
良い事だと思います。

ただ、何も知らずに一般の専門学校に通うことになり、
他の方法を使う選択肢が最初から無いのは可哀相です。

本当はメリットも合わせて書きたいところですが、
正直、どんなに譲歩しても嘘になってしまうため、
今回は淡々とデメリットだけを述べさせて頂きます。

ご自身や周りの友人、子供が通う際は是非、
今回の話を念頭に置いて頂ければと、強く思っています。