実家に帰りづらいので困っている状態の解決方法

あなたは、実家に帰り辛いと思っていますか?

私の場合は「帰るのが嫌だ嫌だ」という程ではありませんが、実家に帰って両親と顔を合わせる際には、普段一人暮らしをしている時よりも、やはり若干襟を正すというか、それ相応のエネルギーを伴うと感じています

インターネット上の掲示板やSNS上では、 「兄弟夫婦とい辛い」「 家族と仲が悪い」という悩みが多く、その大半が女性側の悩みであることから、私はそれらに関して女性側の当事者として語れることは無いので、

この記事では、長男と切ってもきれないテーマである、「両親・兄弟との人間関係が原因で帰り辛くなっている方」に向けてのアドバイスを、私の経験からお話ししたいと思います。

目次

実家に帰りづらい状況を解決する最も大切なこと

先に結論から言ってしまうと、

「普段から定期的に連絡をする」
「家族に対して嘘をつかない」


この2点です。

当たり前だと思うかもしれませんが、この2つがしっかり出来ていれば関係は良好になり、逆に、出来ていないほど関係は徐々に悪化していきます。

一般的には「家族関係が悪い」と聞くと、お互いに嫌悪感を持っていたり、顔を合わせる度に喧嘩をする状態を想像するかもしれません。

ですが、それはまだ良い方。

再起不能になる一番まずい状況は、お互いの心の距離が離れ、無関心になったり、敬語を使って話すような距離感になってしまうことです。

物理的な距離が広がるにつれ、そして、単純に接触する頻度が少なくなるにつれ、人間関係や絆というものは、どんどん希薄になっていきます。

ましてや、今はコロナの影響でそれが加速しています。

私も先日実家に連絡をしましたが、全国的に感染者が急拡大しているこの状況下で、大晦日に実家へわざわざ帰ろうという人は限りなく少ないでしょう。

だからこそ、電話、メールなどの手段を使ってコミュニケーションを取ることが非常に重要になってきます。

何故、実家に帰り辛くなるのか

帰省する度に、就職・結婚・子供などについて聞かれる

これが一番多いケースだと思います。

私も就職前は父親に仕事に関して色々な持論を、何度も何度も繰り返し帰省する度に聞かされました。

「いい会社に入って、お嫁さんを見つけてほしい」
「子供を作って、家の血筋を繋げていってほしい」

30代半ばになった今でこそ、父さんが自分の経験を伝えたい、過ちを犯さないで幸せになってほしかったという背景が、今ならば十分に想像できるようになりました。

しかし、実際に言われていた当時は「うるさいな、面倒だな」「俺の人生なんだから口を挟まないでくれ」と、心の中では嫌な気持ちになっていました。

特に田舎であればあるほど、世間体なども気になるし、特に女性だと尚更色々なプレッシャーやストレスを些細な言葉ひとつで感じてしまうと思います。

普段会っていないので、一緒にいると変な空気になる


実家で暮らしている時はあまり感じないかもしれませんが、半年や一年に一度しか会わない、連絡もろくにしないことが当たり前になってしまうと、久々に顔を合わせた時に、お互いの空気感がぎくしゃくしてしまうことがあります。

仕事以外の友人と顔を合わせた時にも感じたことはないですか?

「昔はお互いの家に泊まりに行くほど仲が良かったのに、数年ぶりに会ったら変な空気になったり、敬語を使わないと空気が持たなくなってしまった」みたいなことが。


親子間や兄弟間でも、それは往々にして起こります。

私は今、実際にその状況になりつつあり、気付いた今、想定外の絶望感を感じています。


もちろん、露骨に敬語を使われたりめちゃくちゃ距離を置かれている訳ではないですが、自然とそういう距離感って口調や態度に出てしまうんですよ。

両親は、僕との接する距離感に、かなり気を遣っています。
弟は、自分の名前を呼ぶことがなくなり、「兄貴」や「兄ちゃん」とすらも呼ばなくなりました。

両方とも、彼らとの人間関係を大切にすることを怠ってきた、自分の責任だと思っています。

正直、結婚しろと罵られている方がマシで、真正面から喧嘩して冷戦状態になるより数倍辛いです。

同じ状態に陥る長男を絶対に増やしたく無い、一人でも減らしたいと思い、この記事を書いています。

実家に帰り辛い状況を変える方法


電話やメールの連絡を密に取る


実家に帰り辛い状況を変える方法は、先ほど挙げた状況にならないよう、全く逆の方法をやるだけです。とにかく、積極的に連絡をするようにしましょう。

僕のイメージとしては、家族というよりも、仲良くなりたい友達に対するアプローチに近いと感じます。

例えば、そこまで距離を詰めてない状態で、毎日毎日異様に頻繁に連絡をよこしてくる友達や、大して仲が良くないのに誕生日プレゼントで過剰に高価なものを送り付けたりしたら、相手はどう思うでしょうか。

そういう人間関係の詰め方が雑な人ほど、家族に対しても同じことをやってしまいます。

今連絡を取ろうとしている、もっと仲良くしたいと思っている相手が、自分の身近な友達だとしたら、自分が何をするのか、何を話すのか、色々考えてみてください。

・連絡をすることに大して口実を作る(地元の地域行事、季節のイベント)

・共通の趣味に関する話をする(推しのスポーツ選手、親の趣味、最近ハマっていること、好きな芸能人)

・困っていることに大して相談をする(仕事の人間関係、結婚などのライフイベント)

・共通の知人の近況に関して話題を共有する(あいつ、結婚したらしいで!など)

・天気や災害や話題のニュースに関して話題を共有する(台風や大雨来たけど、そっちは大丈夫?など)

一旦距離を置く

「距離を詰めたいという気持ちになれない」
「仲良くしたり和解するきっかけが掴めない」
という場合は、あえて一旦距離を置くこともひとつの方法です。

どんなに仲が悪いとはいえ、半年や一年連絡が無いと、さすがにお互いかなり相手のことが心配になると思います。

そうすれば、もう一度仲良くなろうという気持ちが沸いてきたり、喧嘩をしていたのなら、何かしらの仲直りするきっかけが生まれたり、サインを発するはずです。

逆に、そこまでした上で、双方が相手に対して何も感じない、連絡をする気も全く起きないという状況になったら、無理をしてまで世間の家族像に固執しない方がいいと思います。

私自身はそこまでの絶縁状況は経験したことがありませんが、知り合いの経営者には、兄弟と長期間全く連絡をとらず、親の葬式を通じて再び連絡を取り合い仲良くなった人がいます。

他にも、幼い子供2人と夫を残して失踪する奥さん、娘の結婚話に口を過剰に挟んで息子から大説教される母親など、私の身の回りの人だけでも、本当に色々な状況を耳にします。

なので、「家族とは仲良くするべきだ」という考えをあなたに押し付けたいとは思いません。


ですが、ほとんどの人にとって、家族以上に長い時間を共に過ごした人はいないはずです。

・誰よりも長い時間を一緒に過ごしている
・誰よりも自分のことを深いところまで理解している

という相手を、何となく会い辛い、連絡がし辛いだけで簡単に無下にしたり絶縁状態にしてしまうのは、すごく勿体ないと思うのです。

しばらく連絡をしていない状態で電話をしたりメールを送るのは、エネルギーを伴いますが、何か思うところがあると少しでも感じたら、是非、マメに連絡をとってみることをお勧めします。

嘘をつかない

私は会社を6年で辞めて個人事業主に移行しましたが、専業で仕事をしたり、商売を一度潰していたりということを家族全員にずっと黙り、隠しながら生活していました。

ある年の春先に、意を決して母親に打ち明けようとした時も、

「今は詳しく聞かない方が良さそうだから、状況が良くなるまで、それ以上何も話さないで」

と言われ、正直、お互いにモヤモヤしている状況が長期間続いていました。

思い返せば、母親も数年前に、手術を伴う病気になりましたが、退院するまで、両親共に、その全ての事実を僕ら息子二人に伝えませんでした。

きっと、都内で仕事をして生活している僕らに心配をかけたくなかったのだと思います。

人は嘘をつく時、それが自分の為であれ、相手の為であれ、正当な理由があるから、仕方なく嘘をついているんだと、自分を正当化して、納得させようとします。

ですが、実際に嘘をつき、嘘をつかれて思うのは、嘘を重ねる度に、人の信頼関係は偽物になってしまうということです。

今回は退職や手術で済んだから、まだ良かったかもしれない。

例えば、親の体に癌が発生し、余命があと一年と言われて死ぬ間際のギリギリまでその事実を隠されてしまったら?


弟が変な宗教にハマったことを誰も察知することができず、大金を失ったり、精神をコントロールされてしまったら?


それはもう、嘘をついたり何かを隠したりしたことが、取り返しがつかないことに繋がってしまいます。

きっと、たくさんの後悔をお互いに与えてしまうと思います。

人間である以上、1から10まで聖人君主ではいられません。
ですが、家族や友達と仲良くなりたいと少しでも思うなら、相手にどんな小さな嘘もつかないことを、心がけましょう。

そうすれば、少しずつ、家に帰りづらいという状況は良い方向に変わっていくと思います。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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