初めまして。
ブログ著者の清瀬灰二と申します。
事業主の同業の仲間からはハイジと呼ばれています。
ブログを訪れて頂き、本当にありがとうございます。
このブログは、主に地方から上京した長男が
潜在的に抱える将来の課題(実家の介護/相続/町内会問題など)の
悩みを少しでも軽減し、解決することを目的に立ち上げました。
私は現在、神奈川県の横浜市に在住していますが、
元々はの田舎の小さな町に実家を持つ
とある家庭の長男として生まれました。
上京をした最大の理由は、将来は田舎に住みたくない、
地方の閉鎖的な空気や同調圧力に関わりたくないという
思春期以来ずっと感じている動機からでした。
しかし、私の年齢が上がるにつれ、毎年年末に帰省する度に
白髪やシワが増えたり、体力が明らかに衰えていく両親。
次第に、この家を自分が継がないと、両親の老後生活が
孤独で辛いものになり、その問題を棚に上げて自分だけが
都心で毎日自由に楽しく過ごすことだけを優先していたら、
一生後悔をする時が来る、
そう思うようになりました。
私達よりも一世代二世代前の親や祖父母の時代は、
家族が多かったり、二世帯で住むのも当たり前の時代。
私の実家も、今両親が住んでいる新築の家以外に
7LDK以上の古い木造住宅、広い畑や水田や庭があり、
親子16代に渡り、代々この土地や家を守ってきました。
しかし、私達が生まれてからの30年余りの間で、
郊外の大型デパート・ネット販売・コンビニの普及により
地域の商店街が軒並み廃業し、観光業以外の商売では
地域内で生計を立てることができなくなっていきました。
当然、若い人や働き盛りの人は、山を越えて市街地や
県外に出ていくようになり、地方の過疎化と高齢化は
現在も進む一方です。
かくいう私自身も、故郷の人間関係、町全体の雰囲気に
嫌気が刺し、中学生時代は死ぬ気で勉強しました。
3年間ずっと主席を取れたのは、二度とこんな街に
戻ってたまるかというのが、最大の原動力でしたし、
自分の目障りなものを全て消し去るために必死でした。
就活でも「東京に本社がある大企業」を
地元を離れるために、ただそれだけを基準に選びました。
しかし、いずれ地元に戻らなければいけないと感じ、
会社を6年で辞めて準備を始めたのは、今から7年前です。
地元と決別するために生きてきた経緯もあり、
今から地元に戻るには、都心で築いた生活基盤の
多くを捨てることになるので、相応の決意が要ります。
未だに自分はどうしたいのか
心は揺れ続けており、覚悟は決まっていません。
この問題の一番取扱いが難しい部分は、
当事者の親に直接相談するのがとても難しいことです。
大抵の親は、子供が幸せな人生を送ることを
何よりも一番に臨んでいます。
しかし、老後に自分だけで日常生活が難しくなれば、
当然、誰かの力を借りなければなりません。
車が運転できなければ、食料も買えなくなりますし、
家で少し転倒しただけで骨折をしたら、
そのまま長期の病院生活になる可能性もあります。
でも、自分から息子に直接助けを求めることで
息子の仕事や家庭に影響が出てしまうくらいなら
何も面倒をかけたくない、このまま消えてしまいたい。
そう思う親も少なくありません。
だから結局は、自分からは何も言えないけど
ただ我慢し、その将来の不安に日々耐え続けることで、
息子達の自発的な協力を待つしかないのです。
私のハイジという名前は、ビジネスネームですが、
その理由も、実の親に万が一このブログを見られたら、
胸が張り裂ける気持ちにさせる恐れがあるからです。
そして、長男として生まれた人は、この宿命に
嫌でも向き合い、自分の答えを出さなければいけない、
そんな場面が遅かれ早かれ、必ずやってきます。
「このまま都内に生活の拠点を置くのか」
「地元に帰るのか」
この問いは、日本中の長男が抱え続ける課題であり、
呪いと言っても過言ではないと思います。
私の父も、最初は実家から離れていましたが、結婚して
私が産まれ、病弱で毎晩病院に駆け込む状況だった為、
共働きの子育ては不可能と判断し、実家に戻りました。
きっと今の私と似たような状況で、自分の理想の人生に
100%合致する形での帰郷ではなかったと思いますし、
その上で自分を不自由なく育て上げてくれたことには
本当に心の底から感謝をしています。
ただ、そんな親を自分の決断の言い訳にすることもまた、
育ててもらった両親に対する冒涜だと思うのです。
何よりも大事なのは、
・自分が何をしたいのか?
・自分は何のために生まれてきたのか?
・将来どうなりたいのか?
その自分の気持ちと、一度真剣に向き合うことです。
私自身、このブログの執筆活動を通じて、
まずは自分なりの答えを出したいと考えております。
そして、一人でも多くの、日々悶々と悩みながら
仕事や家族と向き合っている全ての同志、
この国を支える長男を救う力になりたいと思います。
そして、もし自分が将来、奥さんや子供を授かる機会を
頂いた場合は、自分の世代でこの問題を終わりにして、
新しい地方の生活、家族の形を模索していきたいです。
長男絡みの問題は、介護、相続、町内会関連など
デリケートな話題故、同世代の友達や親族とも
気軽に話し辛いテーマばかりです。
実際、飲み会でこの話題になると、
100%の確率で場のテンションが下がります。
デートの類では、お互いの関係が
十分に温まるまで、話してはいけません。
だからこそ、こういったクローズドな場が
あなたを含め、色々な境遇の方や経験をしている人の
意見や考えを交流できる場になればと思っています。
共に、長男としてのQOLを上げるべく、
自分の出来ることから取り組んでいきましょう!
宜しくお願い致します。
・運営者名:清瀬 灰二
・連絡先:haizi.kiyose@gmail.com
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