実家が団地で恥ずかしいと感じる理由と対処法

実家が団地であることを恥ずかしく感じる原因は

・主に低収入の人が入居することが多い建物である点
(年収の上限が決まっている、単身高齢者や母子家庭が多い)
・その結果、民度が低い人が多く、治安が悪化しやすい

ということが原因と言われています。

ですが実際のところ、実際に団地の周辺が治安が悪かったり
住んでいる人の素行に問題があるかどうかというのは
地域によって全く異なり、一概には言えません。

この記事では、実家が団地であることが恥ずかしい気持ちと
どう向き合うべきかという点と、何故そのような心理が
あなたや周囲の方々に起こるのかを解説させて頂きます。

・家が団地であること以上に相手が気になる点
・コンプレックスを感じているのは、あなた自身である
・住んでいる家で、住人の格式が決まる訳ではない

目次

家が団地であること以上に相手が気になる点

もし誰かと結婚を考えている際、
自分の実家が団地と聞いた場合、相手が最初に考えることは、

「団地に住んでいること=恥ずかしいこと」

という点ではありません。

むしろ、一番気になる点は、そこに長年住み続けている
ご両親の、家庭や暮らしそのものに対する価値観の方です。

その団地が、どのくらい築古であるか、治安がどうかにも
よる話だとは思いますが、基本的に、生活水準を決めているのは
ご両親、特に影響を与えるのはお父様の職業や年収だと思います。

今の時代、仕事を選ばない限り、一定以上の収入を得る方法は
たくさんありますが、年収を最優先しない方も当然います。

・収入よりも仕事へのやりがいを大事にしている
・残業はせずに、家族との時間を優先したい

もしくは、ただ純粋に仕事をしたくない、
働きたくないという理由で仕事をしない人もいます。

他にも、収入自体は十分に稼いでいるにも関わらず、
・世間体を気にしない
・家にお金をかけるくらいなら、別のことに回したい
という理由から、家自体に金を使わない家庭かもしれません。

そういった価値観は本来、その両親や家庭毎の自由ですが、
結婚するとなった場合、自分の親や親族との今後の親戚同士の
長い付き合いにおいて、差し支えはないだろうか?

そして何より、その家庭で育った結婚相手に
一体どのような影響を及ぼしているのか?

これから何十年も、一緒にやっていけるのか?

もし結婚を真剣に考えている相手であれば、
団地暮らし自体よりも、そういった部分を気にします。

また、金銭的な問題という面でも、団地か否かよりも
相手や実家に借金が無いかどうかの方が重要です。
聞き辛くても、しっかり確認すべき点だと思います。

これらに関して問題が無く、
価値観のズレがお互いに許容できる範囲になれば、
自分の実家が団地で恥ずかしいという懸念について、
相手が心配に思う点は、限りなくゼロに近づきます。

住んでいる家で、住人の格式が決まる訳ではない

実家が団地住まいの場合
新築の家や、立派なマンションに住んでいることを
羨ましく思うことはあるかもしれません。

ただ、数千万円を超える、3LDKや4LDKのマンションを
35年ローンを組んで、多額の借金を積んで購入した人は、
本当にお金のある状況で買い物をしている訳ではありません。

例えば、私の友人で、東芝や楽天の正社員で、
それぞれ20代にして1億円近くの融資を銀行から引っ張り、
マンションを購入した人が何人かいます。

最初の数年は持ち家の肩書を手にし、自分のやりたいことを
悠々と楽しんでいましたが、最近になって聞こえてくるのは
修繕の大きな出費や、売却話など、良くない話ばかりです。

正直、築の古い家でも、子供や奥さんと毎晩食卓を共にし、
大きなお金の心配や、持ち家や一軒家特有の出費に悩まされず
家族団欒を楽しんでいる家庭の方が、よほど幸せに見えます。

つまり、自分の実家が団地か否かで、自分が貧乏だ、金持ちだと
一概に判断することはできませんし、見栄で繋がる関係は、
あなたを自分で傷つけ、悲しいものにしていまいます。

その点だけで相手を推し量るような相手は、
見栄や見た目でしか相手と向き合えない段階の人です。
どうか、自分自身やご家庭を卑下しないようにしてください。

コンプレックスを感じているのは、あなた自身である

ネット上の匿名掲示板でも
「実家が団地なのは恥ずかしいことでしょうか?」
もしくは
「実家が団地であることが恥ずかしい」
という質問が大量に書き込まれています。

実際に、周りの人に意見を求めたり
議論をするには、非常にデリケートな話題である為、
よほど信頼のおける第三者でなければ、話せません。

ですが、この悩みを持つ大半の人は、
思春期から成人に至るまでの未成年、もしくは
成人してから結婚適齢期に致るまでの若い社会人です。

何故かというと、肩書や住む家で相手を推し量ることが
相手の人間性や本質を見ることに繋がらないという事を
自分や相手のご両親の世代は、長い人生の経験から
既にご理解されていることが多いからです。

ただ、そうは言っても、自分の子供が結婚相手を
連れてくるまでには、恥ずかしい思いをさせない為に
家を新築しようという両親は、実際に存在します。
(私の両親も、その理由で家を新たに建てました)

また、ご両親が教育熱心な場合、相手が自分の家庭や
子供に釣り合う相手かどうかを見定めたいという心理も、
分からないではありません。
(都心と地方という対比に限らず、住んでいる環境や
両親の職業、教育方針などにより、結構な意識の差があります)

なので、あなた自身が実家が団地であることに対して
コンプレックスを感じる必要は無い一方で、

もし今後、結婚を考えている相手を実家に連れて行く場合、
両親同士を会わせる場合は、そういった心理や背景も
察した上での配慮はしておいた方がいいです。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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