本せどりでAmazonで商品を販売する際、
FBAを使うかどうかが一つの検討材料になります。
私も両方使った事がありますが、FBAを使うべきか
そうでないかは、扱う商材と商品単価によります。
本せどりと一言に言っても、単行本や雑誌を使うか
セット本や薄利多売もやるかでかなり考え方が違う為、
今回の記事では、FBAを使うメリットやデメリット、
使うべき状況についてお話していきたいと思います。
本せどりでFBAを使うかどうかの基準
私が考える、本せどりでFBAを使う基準は
・商品販売単価が最低でも1500円以上
・遅くとも三ヶ月以内で商品が売り切れる見込みが立つ
この二項目がMUSTだと考えています。
まず、手数料に関しては、仮に一般的なサイズの本を
FBAで1000円で販売した場合、500円以上が手数料で
持っていかれてしまいます。(体積で前後しますが)
本を売るにあたり、商品登録や仕入れの手間を考えると
FBAの場合、一商品あたり500円は利益を確保したいので、
最低でも売価で1500円前後は確保したいです。
そして、FBAは在庫保管料が毎月かかることから、
10円前後とはいえ、一ヶ月売れないと、当初の見込利益が
毎月毎月、徐々に圧縮されていきます。
そもそも、なかなか売れない在庫を抱え続けて
古い登録日付の本が溜まっていくのは、在庫管理として
健全ではなく、見ていても気持ちよくありません。
私の場合、本せどりの最盛期は、在庫の9割が自己発送で、
FBAの倉庫に放り込んでいたのは
・十分に利益が取れるので、利益を削って速攻で回収したい本
・サイズがA4サイズより大きく、自己発送だと
発送料が600円以上になるのでFBAの方が割安な本
・セット本
・本せどりのついでに仕入れていたCDの商品
・本せどりの巡回のついでに訪れたリサイクルショップの商品
などです。
FBAは、本せどりの主力として使うというよりは、
ブックオフをどうせ巡回するんだから、そこで文庫新書や
単行本雑誌だけでなく、それ以外の高額商品に幅を広げたり、
より仕入れの移動効率を上げるための手段として有効です。
私も、本せどりに切り替えてからは、そのようにしてきました。
もし、その中でセット本を極めたい、特化したいとか
資金に余裕が出てきて回転が遅くとも利益が大きいCDをやりたい等、
せどりの効率や扱うお金を大きくしたい時に、ステップアップの
手段として使いやすいのが、FBAの配送手段です。
FBAのデメリット
私自身が、元々最初の一年は100%FBAを使っていながら
本せどりで自己配送に切り替えてみて思うのは、
FBAは手数料が高いことから、商売のやり方や仕入れ基準に
かなりの制約が出てくるというデメリットです。
そして、配送代行、倉庫代行とかなり便利な一方で、
Amazonの規制変更に対して何一つ対応できないのは
表裏一体のメリットデメリットでもあります。
Amazonに一方的に頼るのではなく、Amazonが無くても
物やサービスが売れる、売れる商品を持っているから
仕方なくAmazonに協力して代わりに売ってもらう、
という立ち位置にならない限り、商売の主導権は握れません。
FBAのメリット
FBAのメリットは、とにかく手間がかからず、
浮いた時間と労働力を、更なる仕入れに費やしたり、
新しいビジネスに突っ込むことができるという点です。
その意味から考えても、FBAを利用する際は、
利益を追求するよりも、とにかく手間を減らすことが
何よりも需要なポイントになります。
例えば、人間の処理能力が100の場合、
100の仕事を5割削減して50にできるとすると、
100の処理能力でできる仕事は200にした時点で
それ以上の効率化の余地が消えます。
それに対し、例え30の仕事量でも
10まで減らすことができる商売であれば、
100の処理能力で300の仕事ができるようになります。
なので、FBAを使うと決めたら、可能な限り
自己配送や手間のかかる仕事を増やすのではなく、
少しでも仕事の効率を上げ、アウトソーシングをして
仕組化を進めることを念頭に置いてください。
まとめ
FBAの良さを色々と挙げてみましたが、
もしあなたがFBAを使って稼ぎたい場合は、
FBAだけで長期間今も安定して稼ぎ続けている人を探し、
その人に仕入れ同行を直訴する事をお勧めします。
仕入れの一部として片手間でFBAを使っている人と
FBAの仕入れだけに特化して生計を立ててきた人では
仕入れの腕も考え方も、全く違います。
教わる相手を間違えないでください。
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