ブックオフのバイトの実態 全国400店舗以上を訪れた経験者が語る

私は、過去に二年半ほどせどりを行っており、
ブックオフのアルバイトの仕事内容・大変さ、
その内情を実際に関東や全国各地で見てきました。

私の立場としては、せどりをしている方が
遥かに稼げる為、バイトをするくらいなら
せどりをする方がマシだと思っています。

しかし、自分でリスクを負う商売をしたくない、
学生や主婦など、家庭事情がある為、
バイトをして家計を確実に少しでも楽にしたい、
そんな動機で検討する人も少なくありません。

そして、バイトをすることで学べることもあり、
逆に、この仕事特有のストレスや悩みの種もあります。

本記事では、直接バイトをした当事者ではなく、
バイトを一年中、一日中数多くの店舗で見てきた
せどらーとしての立場から、解説をさせて頂きます。

ブックオフのバイトの仕事内容

開店前と閉店後の掃除

ブックオフは開店前から店の掃除をしており、
開店直前は全員が目標を言う朝礼みたいなことを
まだ空いてないガラス貼りのドア越しにしています。

なので、朝一や夜のシフトを組んでいる人は
漏れなく、店の準備と片付けが仕事内容に
含まれてくると思ってください。

レジの会計処理

バイトは互いに協力して仕事を中断し、
レジで本の会計を行います。

機械的な作業なので多くの場合問題は無いですが、
大量の本を買い込むせどらーさんが並んだ場合、
会計に非常に時間がかかる為、急がないと並んでる人の
怒りのボルテージがどんどん上がっていきます。

店によっては、土日で繁盛していると
20分以上延々とレジを打つお客さんもおり、
棚で作業中でも、レジにお客さんが来た場合は
最優先で駆けつけている印象があります。

本の買取査定、研磨清掃

レジに立っていない間は、本の買取査定、
それも全て終わっている店員さんは、後で陳列する
本の側面を綺麗にする研磨をしていることが多いです。

ラベル張り、棚入れ

研磨が済んだ場合も、今度は棚に入れる本に
価格のラベルを貼ったり、既に陳列されている本の
価格を下げるべく、追加のラベルを貼ったりします。

私の見る限り、このラベルを貼る作業が
店員さんが一番一か所に拘束され、時間のかかる作業で、
多い時は、ひとつの棚の前で1時間半ほど延々と
ラベルを貼り変えている時がありました。

このように、やろうと思えば無尽蔵に仕事がある為、
ブックオフのバイトは、休憩時間以外は、
ほとんど休んでいる暇が本来はありません。

ブックオフの仕事の大変な点

本が重い為、見た目以上に体力勝負

普段本を読む人はそこまで感じないかもしれませんが、
ブックオフの店員さんやせどらーさんは一日を通じて
大量の本を運ぶ為、本の重さを身に染みて感じます。

私も一日7000冊や10000冊の本をリサーチしている時期が
ありましたが、要はそれだけの本を触れて動かしたり
引っこ抜いたりするわけで、比例して体力が削られます。

特に、両肩や指の付け根に疲労が溜まっていくので、
踏み台を使ったり、極力引っこ抜かず倒しながら
検索用の赤外線を当てるなど、工夫が必要です。

バイトの店員として本を扱う際も、
一度に多くの本を持たない、基本的には台車を使う、
高所も背伸びをせずに必ず台車を使うよう徹底すると
かなり疲労が改善されるのは、間違いありません。

複数のことを同時に処理する能力が重要

ブックオフの仕事は、自分の意志とは無関係なタイミングで
客にレジに呼ばれたり、買取の対応をしたりします。

なので、常に次にやることは何か、途中で切り上げた事は
あといくつあるか、手空きで今仕事を誰かに任せられるかなど、
一つのことをやっている最中に別のことを考える
マルチタスク処理能力が問われます。

なので、単に一つのことを続けたり突き詰める
ライン工や職人的な仕事に適性が傾いている人は、
真逆の適正という面で、苦労をするかもしれません。

客の属性が良くない、クレームが多い

ブックオフは、本を定価で買えない・買わない前提の
経済状況がそこまで芳しくない人が来るお店です。

また、現在は本を安く買うならAmazonやメルカリで
買った方が、ブックオフよりも大半の本が安く買え、
店に行ったのに欲しい本が売ってない事もありません。

なので、ブックオフに本を買いに行く人って、
明確な目的がある人より、何となく暇つぶしで
訪れている人の方が多い気がするんですよね。

実際のところ、店に文句をつけている人や
他の客に不快な思いをさせそうな風貌や匂いの人が
一定数混じっているので、そういう人の相手も
しなければいけないのは、働く上での悩みです。

ブックオフのバイトをする際のポイント

必ず申し込み前に該当店舗に買い物に行く

数多くブックオフを訪れた経験から言えることですが、
店で働く際、一番の問題は、他の店員や店長との
人間関係だと思います。

というのも、店によってかなり店員の教育レベルが異なり、
そこに最も影響が大きいのが、店長やオーナーの人柄です。

せどらーは店員や店長と個人的な話は一切しませんが、
第三者として会話を聞いていて、明らかにこの店長は
性格が最低だなという店があるのです。

バイトに高圧的に接したり、去った客の悪口を
平然と言っていたりすると、一緒に働くのも嫌になりますが、
相手が店長の場合、文句を言える訳がありません。

普通に、店長権限でクビになっちゃいますからね。

他にも、教育が行き届いておらず、若いスタッフ同士が
客に聞こえるレベルの声で普通に私語で話している店も。

そういう店は、店長が店員に気を遣って厳しい指導を
怠っているか、単に仕事に対するやる気や
プロ意識が欠けている可能性があります。

実際、そういう店ほどよく潰れていますし、
店の雰囲気が悪かったりお客さんが来ないと、
働いていても沈んだ気持ちになり、楽しくありません。

そういう店に当たらないよう、バイトを考えている場合は
面接を申し込むより前に、まずは実際に客として
その店に行き、希望シフトと同じ時間帯の店員さんと
働いてみたいと思えるかどうか、確認しましょう。

せどりをした方が、バイトの倍以上稼げます

単にお金を稼ぐためだけなら、私の経験上、
せどりの方が絶対に稼げると断言できます。

時給換算すると2000円くらいは出せますので、
時給850円や900円で売る側の仕事をするよりは
仕入れる側に僕だったら回りたくなりますね。

そして、あなたがもし学生で、仕送りなどがあり、
お金にそこまで困っていない場合は、目的が無くて
単に小銭を稼ぎたいだけなら、ブックオフで
バイトをする必要はありません。

むしろ、お金をガッツリ稼ぐなら、
テレアポをしたり、一定期間プログラミングを学んで
仕事を請けたりした方が、より効率良く儲かります。

もしくは、就活の為に、ビジネスモデルを知る、
ブックオフの仕事を学んで分析することで
どうやって商売が回っているかを知る、みたいな目的で
あえてブックオフに入って仕事を学ぶという経緯なら
会った人が興味を持ってくれる可能性はあります。

何をやるにしても、目的次第です。

まとめ

ブックオフでバイトをやるべきかどうかは、
上記の話も踏まえた僕の結論として

・ブックオフのビジネスモデルを学びたい
・本に囲まれている状況や空間自体が好きで好きでたまらない

という理由があるかどうかだと思います。

さすがに、時給1000円前後であの労働量や
精神的ストレスは、割に合うと思えません。

逆に言えば、そんな環境下で仕事をしている人が
いてくれるからこそ、せどりも成り立っているし、
安く本が買える世の中に繋がっていると思います。

自分の目的ややりたいことを明確にして、
それでも尚、やってみたいと思った場合は、
是非チャレンジしてみてください!