本せどりにおけるブックオフ店舗攻略法

本せどりをしている大半の人にとって、
主要な仕入れ先は、全国各地のブックオフです。

本を仕入れるにあたっては、ブックオフの店舗を
いかに攻略するかで、全てが決まると言っても
過言ではありません。

この記事では、初めて訪れる際や二度目三度目に
訪れる際、失敗をしないよう、店舗を攻略する際に
どのように立ち回ればいいかを解説していきます。

目次

店舗に入る以前の準備

訪れる店舗のルートを決めておく

車で移動する際、訪れる店舗の順番を決めておき、
カーナビに入力する為にも、住所と電話番号を
一覧にしてプリントアウトしておくことを勧めます。

一日に行く店舗の数も、撤退する可能性を考えると
多めに用意しておくべきなので、10店舗~15店舗分、
2日間の遠征の場合はその倍を用意しておきたいです。

これにより、店舗間を最短の効率で回れたり、
地域内のブックオフを漏らさず訪問することが
可能になります。

仕入れのマップやルートを作らない場合、
記憶や感覚を頼りにせざるを得ないので、
仕入れる店舗に漏れが出てきてしまいます。

店舗に入ってからやること

店全体を軽く一巡する

特に初めて訪れる店の場合ですが、
棚の取れる取れないは実際にリサーチをしないと
分からない一方で、

「特価品の棚(このワゴン内全額〇〇円!半額!等)」
「店独自のセール、タイムセール」

こういったものの有無は、張り紙がしてあったり
見ただけで分かるようなものも多いです。

こういったものを店を巡回して確認しないと、
1時間くらい頑張ってリサーチをした後に、
わずか10分15分でそれ以上の美味しい仕入れがあり、
最初からやっておけば良かった…となったりします。

また、そういうセール情報を見逃したばっかりに、
この店は美味しくない塩店舗だ!と
誤った判断をしてしまう可能性もあります。

そういった見逃しを無くす為にも、
特化商品棚やセールの有無を確認するために
ぐるっと最初の1分2分くらいで、店を巡回しましょう。

狙う棚と狙うジャンルの順番を決める

文庫新書の棚、単行本の棚、雑誌の棚を確認したら、
それぞれ、複数の棚がある中から、調べる棚を決め、
順次ひとつずつリサーチをしていきます。

ビジネス文庫だったら朝日文庫や岩波文庫からあいうえお順、
小説文庫だったら作者のあいうえお項、
単行本だったら医学書や芸術書あたりの棚を優先して
リサーチするのがお勧めです。

また、リサーチを始める前に、
棚から本が抜かれている跡が
既にあるかどうかも確認してください。

特に満遍なく大量に本が抜かれている場合、
犬の小便と同じように、他の本せどり実践者が
仕入れをした後である可能性が高いです。

そういう場所は優先度を下げたり、
あまりにも露骨に抜かれている場合は
その訪問時はリサーチの対象から外すのがお勧めです。

ただ、せどらーさん、それぞれ仕入れ基準が違う為
一概にやらない方がいいという訳でもなく、
余裕があったらリサーチをしてみると、
意外に取れてしまったりするから面白いです。

あくまでも、取れる可能性が減る
ひとつの指標と考えてください。

ちなみに、逆に、一切本を抜かれた跡が無い場合は、
店員さんが棚入れをして間もない可能性が高いです。

仕入れがたくさんできるチャンスかもしれないので、
そういう棚は期待をしながらリサーチしていきましょう。

全頭検索か目利き検索開始

全頭検索の場合は棚の右上から左下まで全て、
目利きに頼る場合は目についたものを一冊一冊
バーコードリーダーを当てて調べていくことになります。

全頭検索のコツは、余計なことを一切考えないことです。
いかに機械的に何も考えないで作業を淡々とやるかどうかで、
一日の疲れが大分変わってきます。

店を撤退するタイミング

自分の仕入れの腕に応じて、目標見込利益を決め、
一定時間が経過した時点でその水準に達するかどうかで
撤退を決めるのがお勧めです。

私は、一番頑張っていた時期は、見込利益を時給5000円に設定し、
開始10分15分くらいの時点でそれに見合う仕入れができなかったら
その時点で店を撤退し、次の店に向かうようにしていました。

ただ、最初の時点で高い水準を目指すと挫折をしてしまったり
店の訪問や移動コストの方が高くついてしまうので、
「1時間で〇〇の棚のリサーチをする」など、時間を決めて
利益の数字以外を目標に設定する方がいいと思います。

特に初回訪問の店は、どんな店かも分かりませんから、
一通り色々な棚をリサーチして、どのジャンルが美味しいのか、
仕入れがしやすい店なのかを判断する方が優先度高いので。

そうやって、一日に複数店舗を訪れ、
時間の許す限り色々な本をリサーチして、作業に慣れたり
徐々に商品知識を身に付けていくことになります。

店舗攻略で確認しておきたいこと

熱いジャンルや棚を知る

店の本を調べていると、店ごとに美味しいジャンルや
明らかに値下げが激しいジャンルというのが存在します。

また、同じ値下げでも、30%程度の
チマチマした値下げしかしない店舗もあれば、
半額にガンガン下げてくる店舗もあります。

そういった店の情報や、
実際にどのくらい仕入れができたかという
情報を記録し、次回以降の訪問に生かしましょう。

また、競合の人や業者らしき人がいた場合は、
その人達が来ていること、仕入れが成功していることから
その店が「仕入れができる」という判断材料にもなります。

取れないジャンルや棚を知る

店のリサーチでもうひとつ見てもらいたいのは、
「仕入れができない」棚やお店を知ることです。

色々な店で全く同じようにリサーチをしていても、
たくさん仕入れができる店がある一方で、
全く仕入れができない、できる気配がない店があります。

「全部単品管理である」「値下げを全然やってない」
など、原因は様々ですが、そのパターンも、
実際にやっている内に分かってくるようになります。

店が仕入れができない、美味しくないと分かれば、
次回以降、同じ地域を回る際に、頻度を落としたり
他の店舗を優先して多く回ることができるようになり、
仕入れ全体の効率が良くなっていきます。

帰宅後にやること

店舗の管理表や仕入れマップを更新する

仕入れができた店舗、できなかった店舗などは
ABCDなどのランクを付けたり、最終訪問日を残すなどして、
一覧にしておくことをお勧めします。

地味な作業ですが、これをやると店舗の訪問に
漏れが無くなり、一ヶ月で県内全ての店舗を巡回したり
3カ月間隔の店舗を挟んだりといったことが
的確に、効率的に行えるようになります。

自分がこれまで会ってきた、稼いでいる人は全員やっています。

営業マンも、顧客リストや回る店舗の一覧は
勘や記憶に頼らず、管理くらいは皆やると思いますが
せどりとなると、やらない人も多いです。

実際、やってみると分かりますが、
仕入れが安定し、適切な頻度で巡回することから
店舗の過不足も無くなり、仕入れがしやすくなります。
是非試してみてください。

まとめ

店舗攻略と言っても、当たり前のことを
当たり前にやるだけだと思っていて、
上記の通り、裏技みたいなものはありません。

単行本の棚はこれを狙え!とか
文庫はこの出版社を視ろ!とか
そういうテクニカルなことも大事ですが、
それ以上に重要なのが、今回お話したようなことです。

一つ一つの準備や現場の行動をしっかりやれば、
必ず相応の成果はついてくるので、
ブックオフのせどりがうまくいっていない人は
挙げた点について、もう一度確認してみてください。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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