実家の母の喪中の出し方と注意点を解説!喪中を出すべき状況・相手と内容について

親族が無くなると、喪中はがきを出して
年賀状を控えて頂くようにお願いし、死を悼むという
古くからのしきたりがあります。

しかし、出す相手がどこまでなのか、
その期間についても、知らない人は少なくありません。

この記事では、そんな実家の母が亡くなった時の
喪中の出し方や出す相手について解説していきます。

目次

喪中とは何か

喪中とは、親族が亡くなった際に、年賀状を出すことを
控えるしきたりを差し、具体的な使い方としては

「喪中なので、年賀状を控えさせて頂きます」

という旨の葉書を出すという用例が一番多いです。

また、年賀状以外にも、喪中で身を慎むための
忌服期間と呼ばれる期間中は、晴れがましい行動は
慎まれる傾向があり、初詣も控えるのが一般的です。

仮に母親が亡くなったとして、その年明けに
「明けましておめでとう」と言える心境でしょうか?

つまるところ、そういう点を配慮したしきたりです。

私自身、お母さんを無くした方から
そういう類の年賀状が届いたことは、記憶にありません。

仮にそういう人がいたら、悪気が無かったり
単にうっかり書いてしまったミスだったとしても、
「この人は一体、どういう神経で親と接してたんだろう」
と人間性を疑われてしまいかねないので、ご注意ください。

実家の母が亡くなった時に喪中は出すのか

実家の母親が亡くなった場合も、喪中の対象になり、
母と関わりのあった人、毎年年賀状を送ってくれる
相手に喪中はがきを送ることが望まれます。

また、母を義両親と考える配偶者の方にとっても、
義理の母親が亡くなったことになり、喪中の対象です。
年賀状を欠礼するのは一般的なマナーとなっています。

育った家庭によっては、習慣が無いのかもしれませんが
直接の血の繋がりが無いとはいえ、配偶者の立場でも
なるべくは喪中を出されたほうがいいと思います。

喪中の期間は、一般的には、対象者が亡くなってから
丸々一年間なので、亡くなった翌年の年始の年賀状を
関係者に出させないよう、早めに喪中はがきを送りましょう。

ちなみに、実家の母の父母(祖父母)に関しては、
喪中にする人と、しない人の両方がいます。

更に、実家の母の更に祖父母(祖祖父母)が
亡くなった際は、遠縁すぎる為、同居をしていない限り
ほとんどの場合に喪中の対象にしない人が多いです。

厳密な決まりは無く、あくまでも慣習なので、

・同居しているのか、別居しているのか
・付き合いがどれくらいあるのか
・親交が深いか、高い頻度で会っているか

を踏まえ、ひとつの基準として参考にしてください。

実家の母が亡くなって喪中になった際の注意点

元旦の挨拶は言葉を選ぶ

喪中でも、親族同士で年始に顔を合わせる機会は
あると思いますが、同居している目上の方には、

「おはようございます」
「今年もよろしくお願いします」

という旨の挨拶を使うようにしましょう。
夫婦や子供に対しても同じです。

また、喪中だと知らない方から年賀状が届いたり
挨拶をされる可能性もありますので、その場合は
さりげなく「今年も宜しくお願いします」
という旨の返事や葉書を送ればいいです。

相手に察してもらえなかった場合は、
さりげなく喪中であることを説明しましょう。

ビジネスの相手に対する喪中葉書は出さなくてもいい

喪中の場合、仕事絡みの年賀状も控える人がいますが、
亡くなった母親と直接関りが無い人、例えば
取引先やお客さん相手の年賀状は控える必要は無いです。

喪中はがきは、法的に定められているものではなく、
あくまでも儀礼的なものなので、唯一の正解はありません。

ただ、私はプライベートとビジネスの関係は、
分けるべきだと思っています。少なくとも、
亡くなった母親を知っている人に出すべきであり、
お世話になった方には、年賀状を遠慮無く出しましょう。

喪中はがきの書き方

1.「年賀」は使用せず、
「年始」「年頭」「新年」と表記します。

2.誰がいつ無くなったのかを明記します。

3.「あけましておめでとう」のくだりは厳禁の為、
「喪中につき年末年始のご挨拶遠慮申し上げます」
というニュアンスの言葉に置き換える

4.受け取る側の立場で分かりやすいよう、
文中に故人との続柄を書き入れます。

<文章例>
・タイトル:喪中につき新年のご挨拶ご遠慮申し上げます。
・本文:五月に母 A子が六十八歳にて永眠いたしました
ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に
皆様に良い年が訪れますようお祈り申し上げます

注意点として、行頭の一字下げをせず、
句読点を入れないことを気を付けてください。
そして、算用数字を使わず、漢数字で表記してください。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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