実家が貧乏だと仕送りをするべきなのか?

都心など実家から離れて独身の一人暮らしをしている場合、
親への仕送りをしている人は、どのくらいいるのでしょうか?
その場合、どれほどの金額を出しているのでしょうか?

この記事では、そんな実家への
仕送りについて解説していきます。

目次

実家への仕送りをしている人は、どのくらいいるのか

実家に仕送りをしている人・していない人は
どちらも存在します。

そして、仕送りに対する考え方や価値観も
親子共に、非常に幅広く、唯一の答えはありません。

仕送り肯定派の例

「仕送りをしていないとは、親を大切にしていないこと」

「母子家庭だったので、ここまで育ててもらった恩返しをしたい」

「苦しい経済状況で育ててくれた親を楽にしたいと思うだけ。
仕送りを受け取る親が情けないという考え方は理解できない」

「子供が親の面倒や経済的な援助をするのは、
当たり前のことだと思います」

「親の意思がどうであれ、仕送りをしている人はそれぞれ
自らの意志でやっていることだから、尊重してあげてほしい」

「今まで自分のためにお金や時間を使ってきてくれたけど、
これからは自分の為に使ってほしい」

仕送り否定派の例

「子供から仕送りを受け取ること自体が惨めである」

「仕送りする金があるなら、自分のことに使ってほしい。
結婚や老後の生活に、お金はいくらあっても足りない」

「恋人が実家に毎月仕送りをしている人だったら、
結婚をしようか悩む。自分たちの生活だけでも大変なのに
家計を平気で圧迫するんじゃないかと心配でしょうがない」

「自分で稼いだ金は自分で使ってナンボだと思う」

「新卒時代に仕送りをしていたけど、貯蓄していたことを知り、
毎月気を遣わせたり振り込ませたりする結果になるだけなら
やらない方がいいと思い、今はやってない」

「手取りが少なく自分の生活で精一杯なので、
それどころじゃない」

「最初は率先して仕送りしてたけど、
次第に生活のアテにされるようになり、払うのが負荷になった。
親子間でお金の話で揉めるようになると、辛い気持ちになる」

「親の世話にならず生きている事が最大の親孝行。
お金や物を送るだけが親孝行じゃない」

「実家が新築の家を建てた。車も新車を買った。
親の方が裕福なので、仕送りして自分のを苦しくするのは
見栄を張っているだけで、格好悪いと思う」

「ここまで育ててもらった恩は感じているけど、
親のためだけに生きている訳じゃない」

総括

私が個人的に思うのは、仕送りをしようかと考えた時に、

1.「仕送りは送るべき/送らないべき」という、
その時の自分の固定観念に捉われないこと

2.上記のことを、自分の両親や兄弟に対して、
心の中で思っていても、言うべき状況にならない限りは
不用意に言わないこと

の二つです。

世の中に、色々な親子関係、色々な考えがあることを知り、
自分はどう思うのか、どうしたいのかを考えてみましょう。

実家にどのくらいの金額を仕送りしているのか

実家に送る仕送りの金額も、事例は様々です。
月々2~3万円という人もいれば、夫婦が健在で
10万円や15万円を渡している人もいます。

中には、給料の数割を渡すという人も。

既に高齢の場合、年金支給が開始されているか、
それが厚生年金か国民年金かにも大きく左右されるので、
何が正解かは、親子関係やあなたの経済状況によります。

また、仕送りをする人は、結婚を機に始めたり
収入に余裕が出てきたから始める人よりも、
社会人になった時点で開始している人が多いです。

その為、もし交際者と同棲や結婚を考えている方は、
仕送りの有無があるか無いか聞いたり、
仕送りを自分がしているかを話しておきましょう。

仮に月に5万円でも、身も蓋もない言い方をすれば
年間で世帯60万円分の出費をしているので、
400万円近い高利の借金をしている状況と同じくらい、
家計に対するハンデを背負うことになります。

それ以前に、金額的な面で与える影響だけでなく、
お金に対する価値観が違うと、この先ずっと
付き合っていく上で、お互いに何かと辛くなります。

私は経験上、仕送りをしたことはありませんが、
親には実家に帰省して会いに行った時や、
誕生日にプレゼントを贈った時が一番喜んでもらえます。

どれくらいの頻度で会いに行くか、
どれくらいの金額の仕送りをするかという
数字や頻度みたいなことよりも、

大事なのは、あなたが実家のご両親に、
どれだけ喜んでもらいたいという気持ちです。

それが大きいほど、言葉の節々や色々な側面で、
必ず相手に伝わりますし、自分が仕送りを渡したいと
本気で思うなら、それは親が受け取るかに関係無く、
一度しっかりと気持ちを伝えた方がいいと思います。

逆に「世間で仕送りをする人が多いらしいから」と
儀礼的な気持ちで仕送りをしている場合や、贈り物を
嫌々送っている場合も、親はその気持ちを察するものです。

親の立場で考えてみると、私はそちらの場合、
仕送りをされても逆に辛いのではないかと感じます。

仕送りを通じて、親にも喜んでもらえたり
自分も感謝の気持ちを間接的に伝えられるのであれば、
そのひとつの選択肢として、考えてみてください。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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