本せどりで自己発送をするメリット・デメリット

本せどりのやり方を一番大きく分けるのは、
自己発送をするのか、自己発送を使わずに
AmazonのFBA倉庫を使って売るのかの二択です。

自己配送を選ぶ人は、メリットもあれば、
それ相応のデメリットも抱えています。

そして、仕入れ基準などもそれぞれ全く違う為、
片方を選んでガッツリやると、方向転換をするのに
かなり大きなエネルギーが必要になります。

その為、本せどりを本気でやろうと思うなら、
まず、自己発送でいくのか、いかないのかを
最初の段階でしっかり決めましょう。

この記事では、その自己配送の
メリットとデメリットについて解説します。

目次

本せどりで自己発送をするメリット

利益率が高くなり、仕入れ対象も増える

自己配送は、梱包作業や発送などの全てを自分でやる為、
Amazonに支払う手数料が大幅に削られることになり、
利益が残りやすくなります。

ざっくり言うと、自己配送なら本の商品価格が
170円~200円から仕入れ対象になりますが、
FBAを使う場合、最低でも1200~1500円は必要です。

なので、仕入れ対象本をリサーチする作業が
店舗電脳問わず圧倒的に簡単になり、特に初心者が
最初の結果を出す上では、難易度が大幅に下がります。

そして、まとまった利益を稼ぐ上でも
自己配送を選ぶことで、一冊あたりの利益を
効率よく稼ぐことができるようになります。

商品点数が多ければ多いほど効率化が進む

自己配送は、仕入れてから売るまでの工数が多い為、
農業や工場の生産と同様に、商品点数を多くして
一工程あたりのスループットを増やせば増やすほど
効率良く利益を稼ぐことができるようになります。

極端な話、ビジネスの仕組みが保障されれば
人を雇って規模拡大をすればするほど
圧倒的にビジネスとしての効率が良くなります。

本せどりで自己発送をするデメリット

労働量が非常に多い

本せどりは、仕入れ、商品登録、発送通知、
梱包発送など、やるべきことが非常に多いです。

そして、一冊あたりの利益が確保できない為に、
外注や人件費に費用を回すと旨味が無い為、
多くの人が自分一人でやることになります。

その為、売れれば売れるほど自由が無くなり、
商売を大きくしたり次のビジネスに向ける
時間と気力を失い、頭打ちになります。

本せどりで情報発信者や突き抜けて大きく稼ぐ人が
ほとんど現れないのも、これが原因かと思います。

売る量が少ないほど労働コスパが悪い

上記の理由から、本せどりを専業ではなく、
副業として行いたい人も多いと思いますが、
その場合、自己発送はあまりお勧めできません。

理由は、毎月の固定費がかかる点、
副業でも一連の作業が漏れなく必要な点自体は
変わらないので、副業だとコスパが悪いからです。

実際、本せどりの一連の作業をやっていても、
ひとつひとつの作業量が増えることよりも、
作業1から作業2に切り替える時の方が
時間・手間・ストレスなどの比率は大きいです。

副業に選んで結果を出すには、
いかに必要作業を減らせるかが鍵になりますが、
自己配送は効率化はできても、作業自体を
ゼロにすることは構造的に不可能です。

その為、やればやるほど自由では無くなり、
副業として続けていくのは大変だと思います。

撤退の決断と伴う作業が大変

本せどりは、たとえ作業負荷がかかって
時間がかかっても、お金が稼げてしまう為、

・自分の現在の状況を、自分自身が
「失敗」「問題あり」と認識できない
・一度商売が回る状況が完成してしまうと、
それを全て清算し撤退するのがものすごく大変

ということから、下手に稼げてしまうと、
そこに固執してしまい、辞めることができないのが
客観的に見て、大きな問題になります。

大半の人は、お金を稼いで果たしたい夢があったり、
さらに次のステージへ上がる踏み台と考えて
本せどりを始めたはずです。

せどりをやって稼ぐために生まれてきた人は
この世に一人としていないと思います。

しかし、本せどりは、稼いでいる状況を辞めて
撤退するまでに、かなり多くの工程が必要です

・全商品の出品停止作業
・全在庫商品の梱包発送→売却
・車と駐車場の解約
・本棚数十箱の持込か買取による処分
・検索ツール、価格改定ツール、自動車保険解約

私も諸々完了するまで、一ヶ月以上かかりました。
辞めるのは、本当にエネルギーと決意が必要です。

特に先の目標が無く、最初から辞める前提ならば、
あと一年でも二年でも早く辞めて
次の行動にさっさと移るべきだったと思っています。

そういう意味でも、本せどりを始める前に、
最終的に自分が何をしたいのかをはっきり決めること。

本せどりはあくまでも手段のひとつなので、
お金を稼ぐ適切な手段になる場合もあれば、
果たす目的への遠回りになる可能性もあります。

まとめ

本せどりは、お金を稼ぐ手段という面よりも、
「自分ひとりで完結できる商売」という面が
最大の強みだと思っています。

単純に、預金残高を増やすだけであれば、
「夜の商売」「自動車工場の派遣社員」
「プログラマー」など、同等以上に稼げる仕事は
世の中にいくらでもあります。

しかし、付き合いたくない客層だったり、
体を壊すリスクがあったり、好きな仕事でない等、
仕事には何でもデメリットが必ずあります。

なので、人がやりたくないと思うことでも
自分が許容できることや好きな面があれば、
それが自分にとっての天職になるかもしれません。

あなたにとって、本せどりはどうでしょうか?

自己配送のデメリットも色々挙げてきましたが、
もしあなたにとって、嫌なことがひとつも無かったり
許容できるなれば、選択肢として考えてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

コメント

コメントする

目次