本せどりで売り上げをいくら稼げば成功なのか?

本せどりの売り上げは、
手法やかける時間によって様々です。

ネット上の情報をたくさん眺めていると、
「〇〇万円稼ぎました!」という情報が流れており、
果たしてそれが本当なのか、どれくらい凄いことなのか
判断がし辛いことが多いです。

また、自分自身もどれくらい稼げばいいのか、
いくら稼ぎたいのかが明確でないと、
自分の売り上げがいくらであろうと関係なく、
何かしらの悩みを抱えることになります。

この記事では、そんな本せどりの売り上げについて、
様々な側面から考えてみたいと思います。

目次

本せどりで売り上げをいくら稼げば成功なのか?

自分がいくら稼ぎたいのかという側面

まず、一番重要なのは、あなたがこの本せどりを通じて
利益をいくら稼ぎたいのかということです。

世間で「月収100万円を売り上げたら成功」だ!と叫ばれても
あなたが月に20-30万稼げば望みが十分叶うのであれば成功、
という基準を持たないと、永久に成功はできなくなります。

逆に、本せどりで50万稼いであなたが称賛されたとしても
あなたが月収200万円欲しい、もしくは自動化収入が欲しいと
目標に設定していたら、本せどりで満たされることはありません。

大半の人は、この「いくら稼ぎたいのか」「何が欲しいのか」
というのが明確になっていません。成功の基準が欲しい場合は、
家賃から交際費の1から10まで、一度洗い出してみましょう。

ほとんどの人の悩みは、月30~80万円で解決する事であり、
本せどりの売り上げに悩むのはその次の段階だと思います。

商売をしている人全体の母数に関する希少価値という側面

一般的に、自営業や起業家として商売をしている場合、
「自分のやりがい」などの無形の寄与する価値を無視すると
会社員に比べて、仕事の保障も社会保険も厚生年金も無く、
社会的な信用もありません。

それを考えると、専業で商売をやる場合は
会社員の2倍や3倍は稼がないと割に合わないので、
元々25万稼いでいた人は、月収50-70万程度は
稼がないと、話になりません。

なので、本せどりの売り上げに満足できるか、
仕事を周りに誇れるかという点に関しては、
この点をひとつの指標に考えることをお勧めします。

ネットビジネス実践者の中の希少価値という側面

ネットビジネスは、転売であれ、トレンドブログや
Youtubeであれ、月収100万円を超えない状態で
人に何かを教えている人間は、全員が偽物です。

これは、100という数字に何か意味があるというよりも、
取り組む人間全体に対する、生き残っている人達や
ビジネスの継続率を考えた時の指標です。

特に転売は、昔に比べて相当インフラやツールが整い、
稼ぎやすくなっている為、30-50万を稼ぐのは
決して難しくありません。

だからこそ逆に、100万に到達する人は限られ、
到達者は、既存のノウハウをただなぞるだけではなく
何かしらのプラスアルファの工夫や行動をしています。

本せどり全体の希少価値という側面

そういった前提がある為、本せどりの実践者は
普通にやっていても利益が50-60万円で頭打ちになる為、
「大したことがない人達」という括りで扱われます。

本せどりを聖域や特別視しているのは私達経験者だけで、
周囲からは「どんな商品を扱おうが、とにかく稼ぎたい」
という人の方が大多数だからです。

なので、月収30-50万円を稼ぐ人達は
あくまでも本せどりをやっている人の中で凄いだけで、
それが分かる客層だけに絞って商売をするならともかく、
外部に向けて権威者になるのは難しいと思われます。

独身か既婚者かという側面

独身であれば、月に30万ほどあれば
食っていくこと自体は決して難しくありません。

しかし、結婚を考えている方の場合は、

・年に一回の家族旅行
・両親の介護もしくは老人ホーム入居
・二人の子供を私立の学校に入れる

月収が15万円毎に上げられるかどうかで
いずれかを諦める、縛りプレイの人生が待ってます。

すると、必然的に
都心なら世帯年収800万、地方なら600万円が無いと
ある程度の裕福な生活は諦めることになります。

そう考えると、月収70-80万円は今後20-30年くらい、
俺は軽々と稼ぐ自信はあるぞという状態にならないと
都心で上記の暮らしを目指すなら、父親として不十分です。

実際にその水準に到達していない人の方が多数ですが、
多数派だからいいとかそういう問題ではなく、今や、
当たり前の普通の生活すら難しい世の中だという事。

それも踏まえて、あなたは今後も、
本せどりをやっていて大丈夫ですか?

一日も早く、もっと稼げる力を
身に付ける必要はありませんか?

ということを考える指標になります。

20代、30代、40代などの年齢という側面

20代の苦労話や貧乏話は美談になりますし
いくらでもやり直しは可能です。

ですが、30代になると何かしらの結果が求められ、
稼いでいない人、自分のやりたいことが明確でない人は
周囲から加齢と共に冷ややかな目を向けられます。

40代を超えると、体力も気力も低下をし始めます。
同じことをゼロからスタートした場合、
よほどのことがないと、若い人には勝てません。

そして、仕事も減り続け、40代50代で食えなくなったら
社会から居場所が無くなっていきます。

なので、「本せどりで〇〇万円稼ぎました!」
という事実は、一概にすごいかどうかとは断言できず、
その人の年齢によっては、

「いい歳して、お前何してんの?」

という周囲の評価にも繋がることになります。

まとめ

私個人としては「本せどりの売り上げを上げる方法」について
お伝えしたい気持ちもあるのですが、本せどりをやってきた
経験者としては、まずそもそも、あなたの取り組む対象として
適切であるかを問いたくて、この記事を書かせて頂きました。

本せどりは、目先の小銭を稼ぐ商売の手段としては、
楽しく、且つ非常に簡単なのですが、その楽しさに甘えて
2~3年経つと、本来の目標達成に向けて
遠回りになってしまう可能性が非常に高いです。

もちろん、悪い点ばかりではなく、
「小資金から、まとまったお金を稼ぐ手段」
として優秀であることは間違いありませんが、
諸刃の剣になってしまう可能性がある、ということです。

もしこの記事を読んで思うことがあれば、冒頭に書いた通り、
「いくら稼ぎたいのか」
「自分は最終的に何をしたいのか」
を踏まえて、本せどりが適切な手段かどうか、
一度しっかりと考えてもらうことをお勧めします。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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