本せどりの回転率基準について

本せどりを始めたばかりの時に私が心配だったのは、
「そもそも、本当に本が売れていくのか」という
回転率に関する点でした。

初回のブックオフ仕入れで30冊本を仕入れ、
帰宅後に出品をしたのですが、次の日に売れたのは
たったの1冊か2冊程度。

「本当にこれで利益がしっかり出るのか?」
「赤字になるんじゃないのか?」
「本当にこれでいいペースなのか?」

心配は尽きませんでしたが、師匠に相談したら
「全然大丈夫、むしろいいペースですよ。
どんどん仕入れを増やしていってください」
と自信を持って解説された事を覚えています。

本せどりが成立するか、大きな利益を稼げるかどうかは
商品の回転率がひとつの大きな鍵になってきますが、
この記事では、そんな本せどりの回転率について解説します。

一般的なせどりの在庫回転率について

私は本せどりを始める以前から、家電や生活用品や化粧品など、
色々なジャンルの商品を仕入れて販売してきましたが、
当時から言われていたのが、

「全在庫の1%が、一日に売れるのが適正な在庫管理状況」

という点です。

仮に200万円分の在庫を抱えて商売をしていた場合、
一日に最低でも2万円の売上が上がれば適正であるという事。

実際、私もピーク時はまさにそれと同じ状況になっており、
在庫が250-300万円の状態で、1日3万円ほどの売上が上がり、
その利益率分が利益になっていました。

これを念頭に置いて、本せどりの場合を考えましょう。

本せどりの在庫回転率について

本せどりの場合も、一番適正な状態は

「全在庫の1%が一日に売れるのが適正」

ですが、補足をすると、本せどりは自己配送の場合と
FBAの場合、利益率が全く異なるため、

「全在庫数の1%の本数が一日に売れるのが適正」

と置き換えて考えてください。

私の場合、仕入れ基準で回転率を非常に重視しているので
常時2000-2500冊の本がありましたが、一日に売る本数が
70-80冊の為、毎日3%ずつ売れていた計算になります。

ですが、あくまでも常に仕入れを伴っていてこの数字なので、
もし仕入れを一切行わず、すぐに売れる在庫がどんどんと
履けていくと、1%の基準に収束していくと思われます。

在庫回転率が高ければ高いほど、
キャッシュフローが良くなる半面、同じ利益を出すにも
現場の必要な作業工数は上がり続けることになります。

逆に、在庫回転率が低ければ低いほど、
少ない作業で大きな利益を上げられるようになる半面、
キャッシュフローは悪くなっていきます。

これがもし、全ての在庫が雑誌オンリー、CDオンリーでも
毎日1%であれば、余裕で売れていくのは間違いありません。
回転がいずれも遅い部類ですが、適正な仕入れ基準ならば
必ず想定通りに売れていきます。

逆に、1%の販売数に届かない場合は、
仕入れ基準が甘すぎる可能性が高いです。
(売れない本を売れる本と過剰に考えて仕入れている)

仮に毎日1%ずつ売れていった場合、
月間で在庫の30%が売上としてお金に換金される為、
2000冊の在庫を維持すれば、売上は月100万円規模になります。

資金に余裕が出てきて作業効率を求める場合は
商品単価を上げ、在庫の回転率も落とす方向を目指すと思いますが
この1%の数字を切ると、毎月徐々に在庫が増え続けて
長期的に見て負債化する可能性がある為、注意してください。

まとめ

冒頭でお話した「30冊仕入れて翌日1冊売れる」というのも
今回の話を踏まえれば適正な状態であり、場合によっては
一冊も売れない可能性だってある訳です。

毎日コンスタントに一定量売れ出してくるのは、
在庫が200冊や300冊を超えてからだと思います。

それ以降は、忙しくなりますが、利益も順調に出始める為、
どんどん本せどりをするのが楽しくなってくるはずです。

最初は不安かもしれませんが、回転率は在庫の1%以上という
最低限のノルマを頭に入れて、積極的に仕入れをしていきましょう。