町内会の班長の引き継ぎを円滑にするための注意点とは

町内会は、会長や役員だけでなく、一定区域毎や
建物毎に、班長というサブリーダー的な立場があります。

会長ほど責任は重くないものの、自分の管轄内の
代表として、集会に出席したり、さまざまな仕事が任され、
一年ごとなどの一定期間毎に交代するケースが多いです。

しかし、様々なトラブルや理由から、この班長を
なかなかやってもらえず、引き継ぎが
うまくいかない事も少なくありません。

この記事では、そんな町内会の班長の
仕事の引継ぎについて解説していきます。

町内会の班長の仕事

班長会への参加

町内会に行政から届いた連絡事項の共有は、
役員→班長→各住民 の流れで行われますが、
その連絡事項や決め事を処理する班長会があります。

マンションの自治会の場合はマンションの一室、
地域の町内会の場合は集会所を使うことが多いです。

人数規模にもよりますが、月に一度、
1時間~1時間半ほどの会議になることが多いです。

回覧板の作成と巡回

後述するチラシや投函物などとは別に、
各家庭に回覧をするための資料が
自治会向けに送られてくるので、
それらを回覧板に挟み、各家庭に巡回します。

LINEグループやホームページなどを使った方が
効率的ではないかという意見もありますが、

町内会の大半が高齢化が進んでおり、
スマホすら使っていない人も多いので、
この昔ながらの手法が使われています。

また、回覧板を手渡しで住民同士で渡すことで、
住民同士のコミュニケーションのきっかけを
作っているという側面もあります。

この回覧板、多くの町内会では、
月一の定例会やポスティング資料の受け取りと
同じタイミングで受け取り、資料の折り込みや
家庭への配布を開始する、という流れになります。

地域広報誌のポスティング

仮に世帯数が100や200の場合、
自治会町内会には配布物が会長さんや集会所向けに
月一で送付されてくるので、それを折り込んで
各家庭の郵便受けにポスティングしていきます。

この折り込み作業、投函作業の負荷が
地味になかなか大変な為、役員さんだけでなく
班長さん達で担当を区分けして行うのが
色々な町内会の通例になっています。

町内会費の回収

管理会社に回収を代行している町内会を除き、
町内会費の手作業による回収が班長の仕事として
割り振られることがあります。

年間に一回だけ回収する町内会、
三カ月毎や毎月回収する町内会など様々ですが、
各世帯を訪れ、会費を徴収するお仕事です。

一人暮らしや共働きの家庭の場合、
留守にされていることもあるので、
朝早くや夕食前の時間を狙って訪問するなどして
期日までに会費を徴収しなければいけません。

町内会の班長の引継ぎをする流れ

班長の引継ぎに関する情報が必要になるのは、

・町内会や班長の仕組み自体を知った時
・来期の班長を前任者から任される/打診された時

かと思いますが、引継ぎまでの流れは以下の通りです。

1.町内会規約の班長引継ぎ関連項目を確認する(任意)
2.班長引継ぎに関する情報を確認する
・前任者以前の担当者
・班長が可能かどうかの身内への相談
3.班長会への参加

引っ越して初めてその地の町内会に参加する際に
一番注意したいのは、班長の輪番制や役員の任命が
公正に行われているかどうかという点です。

例えば、まず役員や班長が全員60代70代の場合、
若い人が一人班長にやってきた途端、

「役員や会長に強制的に選出する」
「班長以外の仕事を理由をつけて押し付ける」

という流れになる可能性がゼロではありません。

また、同じ人が何年も役員や班長をやっている場合、
いざ自分が班長や役員をやることになった場合に
同じような状況になってしまう恐れもあります。

そういう意味でも、班長会には必ず参加してください。

また、前任者から班長を打診された際は、
一年後に自分がスムーズに引継ぎを完了させるために、
その前年以前に担当していた人達の順番を聞いたり、
高齢や体が弱くて班長が元々できない人は誰かなどを
この時点で確認しておくことをお勧めします。

大半の町内会は、家族や子供の生活も懸かっているので
性悪説で考えるほど酷い運営をしている団体は
そこまで多くありませんが、大小さまざまな問題や
歪みを抱えているところはあるので、それを事前に
可能な限り、認識しておきたいところです。

町内会の班長の引継ぎをする際の注意点

班長会の参加できない曜日を確認し調整する

町内会で班長会を行う曜日は、
引継ぎが行われる、班長が一同に集うタイミングで
話し合って決定されることが多いですが、
全員の都合の良い曜日や時間が優先される為、
「土日いずれかの夜の時間」あたりがよく指定されます。

しかし、職種次第では土日に仕事をする人もおり、
奥さんが共働きの家庭も最近は増えているため、
「土日はみんな休みである」という訳ではありません。

もしあなたが土日は都合が悪い場合は、
班長を受ける時点で前の担当者や役員に相談するか、
集まる曜日を決める時点でしっかりその旨を伝えましょう。

班長を受ける際に、抱き合わせで他の仕事も頼まれる

自分が入った町内会以外の話はネットでしか知りませんが、
大抵の場合、何とか委員会みたいに派生の仕事も同時に
何かしら割り振られることがあります。

特に若い人は、何かと頼りにされるし、妥当性も感じます。
(65歳超えてくると、男性でも本当に体力が無くなり、
あまり色々肉体労働や仕事自体を頼むのは億劫です)

ですが、役員や会長の仕事は班長と比較にならないくらい
大変なので、交通安全委員会や防災委員会、保険委員会など
そこまで負担にならない仕事であれば、役員回避の為に
受けてしまった方がいいんじゃないかなと、個人的には思います

とにかく、この引継ぎのタイミングで色々頼まれるので、
自分の生活や家族仕事の事情を踏まえ、請けるかどうかは
慎重に検討してください。安請け合いは身を滅ぼします。

まとめ

班長を実際にやってみて思ったことは、
大変なことやデメリットだけではなく、

・住民の皆さんに割と顔を覚えてもらえた
・少年時代に全く知らなかった隣人や
 顔と名前が一致しなかった近所の人を覚えた

というメリットがあり、そこに長期間住む上で
無駄な時間ではありませんでした。

また。私が班長をした時は、ポスティングの折り込みを
全て役員三名がやっていて負荷が膨大だった為、
班長会の直前に班長が全員集まってやる形式になりました。

結果、作業も円滑に進み、役員への負荷集中が減り、
いいことづくめになりました。

班長の仕事は、自分がやるのも引継ぎをするのも
大変ではありますが、皆で力を合わせて
理想的な形での運営を模索していきましょう!