自己分析は結婚にも必要な理由・その方法

30代になって結婚をしていない人、できない人には
それぞれ理由がありますが、一番結婚が難しいのは
結婚について真剣に考えることを避けている人です。

そういう人の多くは、結婚をしたいのかどうかも
自分ではっきりと自覚していません。

結婚という面以外でも、自己分析が出来ていないと、

・何の仕事をしたいのか?
・あなたはどういう人間なのか?
・どこに住みたいのか?
・理想の年収や住まいは?

こういうことが明確にならない限り、
そもそも結婚について考える土俵に立つことができません。

今回は、自己分析と結婚の関連性、
そして、実際に結婚を考えるにあたっての
自己分析をするポイントについて考えていきます。

目次

自己分析が不十分な人が結婚に踏み切れない理由

自分がどんな人と結婚したいのか理解できない

若いうちは、一瞬の燃え上がる気持ちで付き合っても
それなりに楽しいと思いますが、30代を超えてくると、
相手が適齢期の場合、ほぼ結婚を前提とした付き合いになります。

しかし、自己分析を一通り済ませておかないと、

・どんな仕事をしたいのか
・将来、何がやりたいのか
・どこに住みたいのか
・どれくらい稼ぎたい/稼げるのか

こういった事が自分で分からない、もしくは今後の展開によっては
大きく変わる可能性がある状態で、交際をすることになります。

すると当然、相手の女性としても、結婚生活の将来像が
あなたの気持ちや決断ひとつで大きく変わることになります。

しかし、付き合う相手の人生を左右する要素が、分析一つで
コロコロ変わるかもしれない段階の状況で、その相手に対して
結婚を前提とした付き合いを安心して続けられるでしょうか?

逆に、相手の女性が結婚を非常に焦った結果、
自分の本当にやりたいことを我慢したり押し殺す状態で
結婚してしまった場合、その後悔をその後の40年50年
抱えながら、幸せな人生を送ることができるでしょうか?

いずれも、どちらか片方、もしくは双方にとって
非常に残念な結果が残る結婚になる可能性があります。

その為、あなたが結婚を考えているなら、
自分の為だけでなく相手の為にも、
一日も早く、自己分析をしてブレない自分の人生の軸を
しっかりと持っておく必要があります。

相手から結婚対象に相応しいか判断してもらえない

どんなに性格が合うからと言っても、
結婚生活は長く人生を共にすることですから、
譲れない条件は、相手も必ず考えることになります。

条件と聞くと引いてしまうかもしれませんが、
相手と自分を大事にする為にも、重要なことです。

・年収
・住む場所や家の広さ
・信念や価値観
・教育方針
・老後の理想の生活
・異性との向き合い方
・趣味

こういったものの条件を最初に挙げておくことで、
結婚を前提とした、前向きなお付き合いが可能です。

逆に、上記に対して自分の考えや軸が無いと、
結婚を前提として付き合うのに不安になったり、
無駄な時間を過ごす可能性が高くなってしまうので、
自己分析が出来ていない男性は、対象外になります。

何より、社会に出てある程度働いている時点で
自分のやりたいことが分からないなんて悩みは
大半の人が程度の大小はあれ、とっくに向き合っているので

「この人、本当に大丈夫なの?」
「この人に私の人生を預けて大丈夫なの?」と、
頼りがいという意味でも大きなマイナス要因になります。

結婚に向けて自己分析をするメリット

自分の興味が無い人や対象外の人からのアプローチを避けられる

自己分析をしていくことで結婚に対して譲れない条件が分かると、
自分がどんな結婚生活をどんな女性としたいのかが分かります。

すると、貴重な時間や体力お金を、
どこに突っ込んだらいいのか的確に判断ができるようになります。

結婚に繋がらない、楽しいだけの恋愛へ向ける時間を
避けたいという人も、適切な判断をすることができます。

特に結婚相談所を使っている方は、かかる費用も
決して安くはありませんし、活動できる時間も有限です。

男性は女性に比べて婚期が長いとは言っても、30代になると
20代とは比べ物にならないほど早く、時間が過ぎていきますし、
年を重ねるほど、若い子からは相手にされなくなります。

結婚したいのかどうかハッキリさせることで、覚悟が決まる

結婚をしようかしないか、したいのかしたくないのかという
モヤモヤした心の状態は、未解決問題が常に頭の中にあるので
実は自分が思っている以上のストレス源です。

自己分析を淡々と進めていくと、自分の市場価値とか以前に、
「そうか、俺は結婚なんて別にしたくないんだ」
「そうか、俺は何が何でも絶対に結婚したいんだ」
という自分の本音がはっきりするので、悩む要素が無くなり、
頭が非常にスッキリするようになります。

結婚に関する自己分析の重要項目

結婚以前の問題の自己分析項目

自分がどんな仕事をしたいのか

仕事は、最もあなたのライフスタイルを大きく変える要素で、
収入や労働時間によって、パートナーや家族と過ごせる時間や
どのようなことまで楽しめるかも変わってきます。

子供を私立に入れられるか、老人ホームは使えるか、
毎年実家に家族全員帰省できるか、家族旅行は可能かなど、
お金によって、使える選択肢も大きく変わってくる為、
仕事によって、結婚のあらゆる決断が大きく変わります。

自分は将来何をやりたいのか

もしあなたが、人生を通してとても大きな挑戦を考えている場合、
家計の負担になったり、家族への時間を多少犠牲にしてでも
時間を割かなければいけなくなる可能性があります。

また、決して大きな挑戦では無かったとしても、
資格試験に挑戦したり、休日を使って定期的に通う
習い事や趣味がある場合、自分にとっては大きなことです。

そういった、人生を通してやりたいことなど、
自分が譲れないものは、家族の理解や応援が
あった方が良い為。はっきりさせておく必要があります。

自分の強みと弱みは何か

結婚は、異なる二人が一緒に暮らし続けることで
お互いが今以上に幸せに、楽しく暮らすためにする事です。

なので、お互いが一緒に過ごすメリットが無く
価値観の相違やストレス源になるデメリットばかりだと
何の為に一緒に暮らしているのか分かりません。

そこで、人として、異性として、
自分の強みや弱みは何か、どんな人が自分にとって
一番幸せにできる相手なのかをイメージする為に、
自分の強みと弱みを明確にしておくことをお勧めします。

どこに住みたいのか

住む場所は非常に重要です。
実家に住むか否か、都会に住むか地方に住むかで
その人達の価値観を実現できるかどうかも変わるし、
仕事や職場によっては、地域が限定されることも。

お互いにとっての理想を実現するために
住む場所や空間にこだわりを持っている場合は、
それを話し合って擦り合わせる必要があります。

結婚特有の要素に関する自己分析項目

何故結婚したいと思っているのか

私が色々な同世代の独身男性と話していて思うのは、
結婚したいのかハッキリしていない人があまりに多い事です。

例えば、若い時期に全然遊んでいなかった影響で、
若い子と遊びたいという気持ちが強いにも関わらず、
年齢を理由にどっちつかずの態度を取っている人とか、

実家からは結婚のプレッシャーを発せられているけど
結婚したい気持ち自体が全然本人からは感じられず
悶々とした気持ちで女性とご飯を食べている人とか。

こういう人が実は、一番精神的にも苦しい状態です。
結婚したいのかしたくないのか、他人の目は置いといて
はっきりさせないと、悶々とした時間になります。

若い子と遊んでられる時間なんて、
そんなに長くないですから、楽しむと割り切るなら
思いっきり楽しまないと損ですよ。

また、結婚を考える理由が「親からの圧力から解放されたい」とか
「老後に一人で死にたくない」というマイナスの動機の人もいますが、
それが本音であり、満たすことで幸せになれると思うのであれば
しっかりその気持ち自体と向き合う必要があります。

実際のところは、その原因となる事を「何故?」と深堀すると
より深い、本質的な部分の理由が明らかになることが多いので
ここは是非、じっくりと分析をしてもらいたいポイントです。

どんな家族を築きたいのか

皆それぞれ、育ってきた家族環境は違いますし、
理想の家族像というものにも違いがあります。

私は家族環境に関しては、何不自由なく育ててもらいましたが、
母子家庭の人や、経済的に恵まれない環境で育った人だと
親に少しでも恩返しをしたいという人が多くなります。

ただ、それも一概に言えることではなく、片親でも
精神的に荒れていたり、学歴に異常なコンプレックスを持ち、
反動で実家を出たいとずっと思って上京してきた人もいます。

そういった、全く違う環境で育ってきた人同志が
家族になるので、結婚してから価値観の相違に気付くのではなく、
あらかじめ、自分がどんな家族像を持っているのか、
明確にしておいた方がいいです。

どんな父親/母親になりたいのか

家族像とは、突き詰めれば父親像・母親像です。

自分が「父親はかくあるべき」と思っていても、
それがパートナーと決定的に違うとなると、
お金のことや子育てのこと、普段の言動など
些細なことでトラブルになる可能性があります。

また、これらは自分の直接の自論だけではなく、
普段の態度や言葉遣いを通じて滲み出てくるものなので、
相手の言葉の字面を追うだけではなく、

「この人はどういう価値観を持っているんだろう」

ということを、付き合っている最中も
常に色々な場面でアンテナを立てておいたり
観察をしていくことをお勧めします。

パートナーに求めることは何なのか

結婚の場合、単に楽しむだけの恋愛と違い、
「刺激」「スタイル」「ルックス」等よりも
価値観、稼ぐ力、頼りがい、優しさなど
人によって、求めることが違ってくることが多いです。

もちろん、結婚した後も、まずは異性として扱ってほしい、
そういう人も沢山いるので、共通の回答はありませんが、
自分が相手にパートナーとして求める要素は何か、
という点で挙げたい項目を考えてみましょう。

子供はほしいのか/何人がいいのか

結婚する際に、子供を作るかどうかで、
かかる費用も家族関係も大きく変わってきます。

また、子供が一人なのか、二人三人なのかも
家族を築いていく上で、マンパワーも仕事や家事の
やり方も、大きく変わることになります。

もちろん、大変な要素ばかりではなく
子供を育てることによる喜びも何倍にもなります。

しかし、価値観が多様化している昨今、
果たして全ての家族が子供を求めるかというと
あくまでもそのパートナーとの考え次第です。

親の介護の有無/介護についてどう考えているのか

長男長女や一人っ子の場合、他の兄弟も含めて
いつか必ず考えなければいけない問題です。

内容的にかなりデリケートな話の為、
結婚前に頻繁に挙げる話題ではないと思いますが、
結婚の挨拶に行ったり老後になった時点で
初めて話し合うようだと、揉める原因になります。

特に、現在は少子化が進んでおり、
大半の結婚した夫婦が、双方の両親の介護の
当事者になることが予想されます。

少なくとも、自分の実家の両親に関しては
自分が介護をしたり、実家に戻らないといけないと
感じている場合は、パートナーに相談するのをお勧めします。

何から始めれば良いのか

過去に交際した女性を挙げ、自分がどんな人を求めているのか知る

仮に結婚を前提とした付き合いではなかったとしても、
過去に交際してきた女性がいる場合、何故一緒にいたのか、
どんなところが好きだったのかを考えてみましょう。

特に、学生時代や社会人になりたての頃の付き合いは、
結婚などの損得勘定を抜きにして好きな相手を選ぶことが
多い為、結局自分はどういう女性が好きなのかを知る上で
非常に参考になります。

理想の夫婦を挙げ、自分がどんな家族を築きたいか具体的にイメージする

先程は自分の両親を見て理想の家族像を考えるという話をしましたが、
30代にもなると、会社の同僚や友人も次々と結婚を始め、
ナイスカップルと思う夫婦や子連れもいると思います。

親族の叔父や叔母の夫婦関係を見ても、思うところはあるでしょう。
こんな奥さんがいたら素敵だなと思える奥様がいたら、
そう思えるポイントは何か、色々と考えてみてください。

まとめ

結婚の条件として、学歴や資格など
ステータスや市場価値的なものがイメージされがちです。

しかし、就活で目指す会社を選ぶ際と同じく、
それら以前に、まずあなた自身を棚卸したり、
どんな人生を歩みたいかという大前提の部分が重要です。

仮に、年収1000万円が欲しいからと言って
技術に全く興味が無い人間がエンジニアの面接に
行くのは無策であるということです。

まずは、どんな企業に行きたいのか分からないと
何も始まらず、自己分析による棚卸をすることが先決。
すべては、それからです。

実際に、条件をリストアップするとスッキリします。
急がば回れの精神で、自己分析に取り組んでみてください。

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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