最近の婚活市場では、生涯の未婚率が低下しており、
私の周りの同世代を見ても、特に都心部になるほど、
その傾向が加速しているのは間違いありません。
原因は、一言で言うと、誰もが当たり前のように
結婚する時代、結婚しなければいけない時代が
終わったからではないかと思います。
私達の親世代や、その上の世代になると、
適齢期になれば結婚をするのが当たり前、
特に長男は家の跡継ぎをしたり子供を作って
次の世代に遺伝子を残すのが当たり前である、
そんな教えを受け、忠実に守ってきた人達が多いです。
特に、江戸時代からずっと土地を守っていたり
家族の血を継いできた場合、その想いも強い。
ですが、現代では、自己分析をしっかりと行い、
適切な選択をしないと、結婚自体が遠のきます。
今回は、そのことについてお話させて頂きます。
結婚したいのにできない人
私は趣味の世界であるコミュニティに属していますが、
以前、結婚したいけどできない20代の後輩の社会人がいました。
その人は、コミュニケーション能力が高く、
ルックスも平均以上で、性格も非常に好青年。
恋愛対象としては、特に問題が無さそうに思います。
ですが、彼が「結婚前提で付き合いたいんですけど、
いい出会いが無いんですよ~」と話していて、聞いてみたら、
彼は結婚相談所に登録し、そこで出会いを求めていました。
そして、年収も300万円台で、結婚を前提とした場合、
人によっては物足りないと感じる可能性もあります。
・20代の若い青年
・学歴が無く、年収が低い
・見かけと性格が良い
彼が恋人を探す上で、一番不適切な選択は、
結婚相談所を選んでしまっていることです。
この市場を選択する力があれば、
それだけで、本来の目的を果たす上では
ずっと無駄な労力をかける必要が無くなります。
例えば、最近ボードゲームカフェが流行っていますが、
こういったところで趣味の繋がりを持つ相手を探した場合、
恋人に「年収」「学歴」を重要視する人はかなり減ります。
何故なら、そういうものを重要視する人が
出会いを求める場合、学歴の無さそうな人が集う場や、
日常生活にお金をかけない人が集まりそうな場所には
最初から足を運ぼうとしないからです。
じゃあこの男性は、収入を上げて、名前に箔がつくような
大企業に転職をするべきなのかというと、そうではない。
自分のやりたいことと真逆の仕事、
自分の価値観に合わない環境で無理に仕事をしていると、
人生を楽しく過ごすことができません。
何より、恋人に年収を求める属性の人は、私の経験上、
あなたに何かがあって、その前提が崩れてしまった時、
支える/助けるよりもまず、切り捨てることを考えてきます。
どんなカップルであれ、夫婦であれ、楽しいことばかり続いて
何も問題が起こらないことはありません。壁にぶつかる時や、
お互いに努力をして乗り越えなければいけない場面が必ず来ます。
上記は私個人の思いですが、そんな背景もあり、
あなたの価値観や求める相手が違う場合でも、自己分析をして、
自分が高く売れるマーケットを選ぶのは、非常に重要です。
成功の鍵は市場の選択
大手の結婚情報サービスは、
多くの登録者の中から条件で当てはまる人をピックアップし、
新規で面談する相手を選びます。
・希望年齢
・希望年収
・希望学歴
これ以外にも、親と同居しているか、煙草を吸うかなど
色々な質問があります。
そんな時、例えば、女性側が大卒だったとして、
「高卒、中卒の相手でも良いか」という選択肢に対して
率先して〇をつける相手はほとんどいません。
ですが、実際に趣味の世界で知り合った相手の場合、
初対面から学歴を聞いたり、年収で相手を選抜したりする人は
こちらもまた、ほとんどいません。
実際のところは、年収が高い人の方がいいし、
学歴が高い人の方がいいという心理はあるかもしれませんが、
年収が350万円の人と400万円の人、どちらがいいのと聞かれたら
400万円の方がいいと気軽に答える程度の感覚でしょう。
その50万円の差が、結婚を左右する決定的な数字になることは
性格の一致や、一緒にいて楽しいかどうかなども踏まえると
決定的な要素にするのは難しいのです。
しかし、婚活のシステムの場合「400万円」という区分があり、
年収が350万円の人は、それだけで全ての人の選択肢から
消えてしまう可能性が出てきてしまうということです。
同じことは学歴にも言えますので、冒頭の彼にとって、
結婚相談所は適切なマーケットでは無かったという事。
適切なマーケット選択はむしろ、その趣味の世界で
コミュニティの権威者になったり、合コンに誘ってもらい、
自分の人となりを理解した人に女性を紹介してもらうことです。
逆に、結婚相談所に向いている男性は、口下手で真面目だけど
学歴があり年収が高い人です。
そして、女性に求める要素も、
・お見合い市場:安定が一番と考える女性
・合コン市場:楽しく話ができる男性が好きな女性
・結婚相談所:学歴や年収が高い男性が好きな女性
・ナンパ市場:イケメンが好きな女性
このように変わってくるため、自分の強みだけでなく、
男性は自分が最終的に、どんな女性と付き合いたいのか、
それをしっかり考えて、市場を選ぶ必要があります。
自分が女性に求めるものが明確になっていないと、
何をしようにも、行動を制限する言い訳になってしまい、
「ああいう人は、俺のタイプじゃない」
という言い訳を、永遠に繰り返すことになります。
それが、自己分析が恋愛にも必須である理由です。
まとめ
私に関して言えば、大卒ではなく、商売を続ける限りは
正社員でも無いので、それを安定から縁が無いと思うより
「人生、楽しい事・やりたいことをやりたい」
「好きなことを一生懸命やっている人が好き」
という価値観が先行する女性の方が、一緒に居ても
楽しんでもらえると考えています。
そうなると当然ですが、安定志向の女性の場合、
一緒にいてもらうことが苦痛になるので、付き合う為に
アプローチをすること自体が、お互いを不幸にします。
(実際に、別れを何度か経験して痛感しました)
今後、自分と関わる人、付き合う女性と
皆お互いにハッピーになる為にも、自己分析は必須です。
恋愛に悩んでいる人ほど、自分と向き合うことをお勧めします。
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