本せどりのリサーチ方法を解説

本せどりのノウハウは色々ありますが、
一番重要なのは、本のリサーチです。

環境やノウハウが一通り全部揃っていても、
結局のところ、現場でリサーチを的確に行って
一定以上の利益を確保できないと、稼げません。

ですが、我流で延々とリサーチを重ねて
仮説検証をしていると、あまりにも効率が悪く、
まともに稼げるまで、結構な時間がかかります。

ただ、何の予備知識がない状況で
大金をはたいてコンサルや指導を受けるのは
博打のようなものなので、最低限の知識は
備えておかなければいけません。

この記事では、ジャンル毎のリサーチ法と、
店舗でリサーチをする際に気を付けるポイントを
解説したいと思います。

目次

各棚のリサーチ方法

文庫新書108円本

文庫新書は、基本的に全頭リサーチを
棚の左上から一列ずつ行っていきましょう。

目利きや経験が伴ってくると、1から10やらなくても
効率を重視して出版社や検索個所を飛ばしていけますが
最初からそれを狙うと、結果的に効率が下がります。

また、一冊一冊目で追って効率が良くなるのは
一冊あたりの利益や商品単価の高い本なので、
文庫や新書の場合、目利きの方が効率が上がる状態に
到達するには、かなりの時間と努力が必要です。

なので、文庫新書は全頭サーチの検索をお勧めします。

文庫新書プロパー本

プロパー本の場合、全頭検索は効率が悪くなる為、
出版社や価格のラベルを絞った検索を行います。

出版社

全頭検索をすると比較的高い確率で仕入れができるのが
岩波文庫、ヴィレッジブックス。講談社現代文庫です。

特に岩波文庫は絶版本が多い為、単品管理をされていても
全頭検索をすると、プレミア価格になっている本は
仕入れの対象になります。

価格ラベルについて

文庫のプロパー本の場合、ブックオフの黒い印刷ラベルで
単品管理をされている場合は、大半が仕入れができません。

その為、基本的に、全頭検索をするよりも
個別に値下げをされて4色の価格ラベルが貼られた商品を
ピンポイントで狙って検索する方法をお勧めします。

単行本200円

単行本の200円の棚は、店によって大きく差がありますが
基本的に、ブックオフの黒ラベル単品管理をされた本は
高確率で仕入れ対象外の為、全頭検索はお勧めしません。

補足をすると、全頭検索でも一定数の仕入れはできますが
文庫新書に対して一冊あたりの重さがあり倍使く疲れる為、
ラベルを確認して個別に検索するのをお勧めします。

店の傾向としては
・棚が全て単品管理ラベルで、個別の値下げを行わない店
・頻繁に200円に個別の値下げを行い、利益ができる店
・200円に値下げをしているけど、仕入れは難しい店

このいずれかにはっきりと分かれている為、
仕入れが難しいと判断したら、早々に撤退して
他の棚や店に移動する判断が重要になります。

単行本プロパー

単行本プロパーの場合は、大半の店の陳列が
黒ラベルによる単品管理の為、

・ひたすら全頭検索でプレミア本を探す
・個別に検索して目利きを鍛える

のいずれかになります。

個別に検索をする場合は、無料レポートで
プロフィットせどりという教材が出回っており、
それをガイドラインとして仕入れるのがお勧めです。

また、店によってはプロパー本を半額近くまで
積極的に個別値下げするところもある為、
そういう店を積極的に狙って訪れる人も多いです。

雑誌

私は雑誌をあまり頻繁には仕入れませんが、
プロパー・200円棚共に、値下げをする店と
単品管理をする店にはっきり分かれ、
取り方はそれぞれ単行本と同じです。

ただ、全頭検索は単行本の更に倍以上疲れる為、
一棚フルに検索するだけで、疲労困憊になります。

その為、目利きやラベルに沿った仕入れを行い、
それが無理な店舗は、私は回避していました。

ライトノベル

ライトノベルの棚は、文庫新書と同じように
全頭検索を行い、より効率を求める場合は、
長編のシリーズものに関しては最初の数巻と
最終の数巻以外は省略してください。

仕入れができる小説の大半は、シリーズもの以外の
発行部数が少ないと思われるライトノベルです。

仕入れのできる頻度や美味しさという意味では、
文庫でいうとビジネス本以下、小説と同等か
それ以下水準です。

ですが、棚を移動しなければいけない場面の
選択肢を増やしたり、一店舗の仕入れ量を増やすなら
ライトノベルの仕入れにも慣れておくといいです。

ゲーム攻略本

ゲーム攻略本は、単品管理の棚は効率が悪い為
検索をするのはお勧めできません。
全頭検索もしなくていいです。

ゲーム攻略本が取れるのは、基本的に
店舗が個別に値下げをしている店舗のみです。

また、ゲーム攻略本で利益を取るつもりが無いのか、
全品を店舗が個別に値下げしている店や、
何故か全部108円にしている店もあります。

なので、新しい店舗を訪れた際には
軽くでもいいので、棚を一列でも確認して
取れるか判断しておくことをお勧めします。

リサーチをする以前に気を付けること

まずは焦らず、ぐるっと店を巡回する

店で本が仕入れをできる要素として、
元々儲かる本が棚にあるのはもちろんですが、
もう一つ、セールや店舗独自の値段設定があります。

・新書と文庫が異常に安い
・特定の曜日に限り、雑誌が半額である
・3冊セットで買うと、攻略本が全品半額
・会計レジ前の棚の本だけアホみたいに安い
・雑誌の200円棚だけが毎回何故か取れる
・200円棚の本が一定周期で108円に下がる
・他の棚は全部取れないが、新書だけ何故か取れる
・単行本がセール時以外でも値札で半額に下がる

こういった特売の有無は、棚を検索する前の段階で、
張り紙や告知などを見た時点で気付けることも多いです。

検索を始めて以降も、一列や一棚検索した時点で
明らかに取りやすい、もしくは取りにくいなどの
手応えを、慣れてくると感じることもできます。

その為、店に初めて訪れた際は、そういったクセや
セールの有無を必ず店をぐるっと回り、
確認するようにしてください。

店を撤退する基準を決める

仮に一日10店舗訪れたとして、10店舗全部が
仕入れが大量にできる事はありません。

その為、この店は仕入れができない、もしくは
自分の要求した水準を満たせないと分かった時点で
いかに素早く撤退できるかが、一日の収入を左右します。

撤退の基準は、今の目的と状況に合わせて
自分で決めてください。

僕の提案としては、
自分が仕入れを覚える修行中の段階なら
「1時間以内に必ず撤退をする」

また、利益を最大限稼ぐという段階なら
利益目標を満たせないまま10分15分経ったら
即刻仕入れを辞めて退散するのをお勧めします。

そして、利益を最初の短時間で満たせた場合も、
経過時間に対して利益が下回ったら、
その時点で店を撤退するようにしましょう。

店にもっと長く滞在したいと思うなら、
それ相応の利益を挙げ続けなければ駄目です。

目先の本をただ仕入れるだけなら簡単。
腕利きのトレーダーが損切りが早いように、
本せどりも、いかに適切に撤退できるかで決まります。

まとめ

ジャンルや価格帯によって差はありますが、
基本的には、初心者の内は全頭リサーチをお勧めします。

理由は、目利きではモチベーションが保てず、
最初の仕入れができない時期に初心者であるほど
精神的に耐えられなくなることが多いからです。

また、目利きを覚えて本を自在に取れる状態を
目指すのであれば、セット本など、商品点数が
少ないジャンルを優先することをお勧めします。

ジャンル毎の仕入れと店の撤退を覚えて、
本せどりのリサーチ力を上げていきましょう!

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この記事を書いた人

ハイジ/清瀬灰二のアバター ハイジ/清瀬灰二 地元と世界を繋ぐ長男

1986年生まれ。静岡県出身。
新卒入社の大企業→中小企業→個人事業主→破産→日雇い→二度目の起業まで、一通り全部見てきて修羅場を味わった経験を元に、実家暮らし・地域ビジネス・副業・趣味に関する発信を行っています。

横浜DeNAベイスターズ応援歴24年。

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