本せどりの価格改定について

本せどりを進める上で重要なのが価格改定です。

基本的に、在庫を抱えたまま売れるまで時間がかかるのは
どんな商売であれ、利益を回収できていないことから
キャッシュフローが悪化し、望ましくありません。

本せどりの場合もそれは当然で、仕入れに投下したお金を
いかに早く、大きな利益で回収できるかが鍵となります。

また、本せどりは他の転売に比べ、商品点数が
膨大になりやすく、一点一点価格改定をしていたら
日が暮れてしまい、商売に支障が確実に発生します。

この記事では、そんな問題を解決してくれる
心強い価格改定のツールについて紹介していきます。

本せどりで価格改定が何故重要なのか

売れるスピードが倍近く変わる

本せどりは、価格改定をするかしないかによって、
商品の売れるスピードが全く異なっており、数百冊以上の
在庫を抱え始めた時点で、ツールの使用が必須と考えてください。

本の場合、価格改定をすると売れるスピードが
体感レベルで2倍近くまで上がりますが、背景としては、
商品単価が安い分、1円でも安い本を買いたいという
お客さんのニーズがAmazonに対して強いからだと思います。

数か月や半年に一冊しか売れない本の場合、
ツールの恩恵があるかは体感レベルでは分かり辛いですが、
長期的に見ても、積極的に売れる本は、普段からしっかりと
価格改定をして管理している本が多いです。

私も初期は手作業で価格を逐一操作していた時がありますが、
一日に30分以上の時間を費やすのに対して、ツールを使えば
数分で済んでしまう内容のことがほとんどです。

無駄に利益を削る必要が無くなる

商品がなかなか売れないと、販売者の立場としては
どんどん値下げを進めていきたくなるのは当然です。

しかし、同じ商品の安い価格帯の本が全部売れたり、
テレビや雑誌などで注目されて急に値段が上がるなど
現在価格より、急激に本の相場が上がることがあります。

例えば、私は漫画を普段よく読むのですが、
集英社の「ワールドトリガー」という漫画が
昨年末の12月、連載再開が告知されると同時に、
相場が2000円前後だった漫画の相場が、
一気に1万円近くまで上がりました。

しかし、もし手作業で価格改定をしていた場合、
こういった相場の変化に、リアルタイムで追従するのは
非常に困難になります。

ましてや、在庫が1000冊や2000冊になって
1冊1冊そんな個別の事情にまで気を回していたら、
仕入れや他の仕事が手に付かなくなってしまう。

特にこの時期は、受験関連の本や赤本なども
急激に相場が上がりやすくなりますが、価格改定の
ツールに監視させておけば、15分間隔や2時間間隔で
しっかりその相場上昇に価格を追従させることが可能です。

つまり、無駄に安い価格で売る必要が無くなり、
効率的に利益を稼ぐことができるようになります。

本せどりでお勧めの価格改定ツール

プライスター

プライスターは、数ある価格改定ツールの中でも
価格改定に対する細かい機能や追従設定をすることができ、
しかもそれを商品毎に個別に設定することができるので
総合的な価格改定のツールとしては最高品質です。

月額も4800円と、本の販売利益で相殺するには
無理のない範囲であり、ランキング機能、年末の棚卸機能、
売上や利益の数字を一発で表示してくれる機能など、
嬉しい機能が一杯です。

価格改定だけであれば、間違いなくこれが
一番お勧めのツールになります。

せど楽

私はこのせど楽を使っていますが、最大の理由は
本せどりの自己配送に対して、非常に都合が良いという点です。

せど楽は、価格改定単体のツールではなく、
出品機能を同じソフト内に備えており、在庫情報を共有できます。
その為、価格改定を効率的に行える、という点で
プライスターに勝るメリットがあります。

しかし、価格改定機能や、その他のユーザビリティ、
細かい機能については、プライスターに劣りますし、
価格改定の使用可否を問わず、ツール代は一律月額10000円です。

私の感覚としては、自己配送に特化し、且つ在庫が
400-500冊以上の場合は、せど楽を使った方がいいと思いますし、
せど楽で一括出品機能やラベル印刷機能を愛用している場合は
ほぼこれ一択になると思います。

GAGA

GAGAは、月額380円という破格のツールであり、
「最低価格を追従する」という最低限の価格改定を
とにかく安く済ませたい場合にお勧めになります。

私はFBAをメインにして、自己配送をほぼやっていなかった時は
ずっとこれを使っていましたが、ソフト自体の動作も軽く、
しっかり価格管理も行ってくれていたので、特に不満は無いです。

しかし、コンディション毎の最低価格に合わせる機能が
細かい要求に沿ってくれなかったり、FBAの場合は
狙って個別の基準に下げてくれる機能が無かったりと、
かゆいところには手が届かない印象があります。

なので、あまり高額な商品を扱っておらず、
価格改定が初めてどんなものか様子を見たい、
という人にお勧めなツールだと思います。

どの価格改定ツールを使うのがお勧めなのか

本せどりをやっている人のスタンス次第だと思いますが

・大量に自己配送を行っている人
→せど楽

・本せどり、高額の単行本、CDなどの他ジャンルも併用している
→プライスター

をそれぞれお勧めします。

ネット上を探すと、有象無象に
価格改定ツールを出してる業者がありますが、
この2社を抑えておけば、間違いはありません。

損切のススメ 個別の価格改定が必要な場面

もうひとつ、価格改定で抑えておきたいのは、
商品が一定期間を過ぎても売れず、損切を行う場面です。

一ヶ月や三カ月などの売る目標期間を過ぎた場合、
売れない本は、利益を半減もしくはゼロや赤字にしてでも
損切をして、キャッシュフローを改善することをお勧めします。

私の場合、具体的には、
設定した期限を過ぎた時点で、商品価格を半額まで下げます。

それでも一ヶ月二ヶ月経って売れない場合は、
更に半額ずつ下げていきます。

商品価格が高く売れるまでのスピードが遅い本は、
それ相応に仕入れ基準の利益率も高く設定している為、
損をすることはありません。

損切をする理由は、売れない状態で商品を抱えておくと、
投下したお金が死んだまま動かず、丸々損をしたのと
同じような状態になってしまうからです。

半年一年経っても売れない200万の在庫があったら、
それは30万や50万に損切りしてでも、新しい商品に回して
もう一度勝負した方が絶対に良いです。

何しろ、本せどりの利益率は自己配送なら
50%や100%が当たり前の世界ですから。

基本的に、長期間在庫を抱えるのは悪であり、
在庫が増え続ける場合は、仕入れをする時点で
何かが間違っていると思ってください。